![](https://www.excite.co.jp/petfood/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
大きな体にフワフワの被毛をもつメインクーン。ギネスに認定されている世界最大の猫としても有名で、日本でもかなりの人気を誇っています。
しかし、注目されるのは体格面が多く、性格についてはあまり触れられず知らない人も多いと思います。
そこで、メインクーンが一体どんな性格をしているのか、性格の特徴、子猫時代の性格、オス・メスの違いなどをまとめてみました!
目次
性格が悪い⁉︎メインクーンの性格の特徴はこれ!
メインクーンは性格が悪いと言われます。なぜそう言われてしまうのでしょうか?そこで、メインクーンの代表的な性格を見てみましょう。
- 優しくて温和
- 飼い主に忠実
- 学習能力が高い
- 活発で好奇心が強い
みてもらえると分かるのですが、実はかなり性格の良い猫種なんです。
初心者にもおすすめと言われるほど飼いやすい温和な性格をしており、子どもの居るご家庭でも難なく飼うことができます。
また、先住猫や先住犬が居たとしても問題を起こしません。環境適応能力も高く、少々のことなら受け入れてくれます。しかし、その反面少し困った部分も存在しています。
そこでここから詳しくそれぞれの性格を分析していき、性格が悪いといわれる原因を探ってみることにしましょう!
優しくて温和
メインクーンは優しく温和な性格で、嫌なことがあっても大抵は許してくれます。そのため子どもがいる家庭でも飼うことができ、イタズラ好きな先住猫が居たとしても大丈夫です。
しかし、それはあくまで我慢しているだけで、ある一定の許容量を超えれば温和なメインクーンだって怒ります!これは人間でもそうですよね。
そして体が大きい分、爪も歯も強力です。いきなり攻撃された場合、人間側は結構なダメージを受けます。
そのため、なるべくメインクーンが怒らないような環境を整えてあげてください。1度怒らせると、その怒りが結構長引きます!
飼い主に忠実
メインクーンは飼い主に忠実で、よく懐いてくれます。
一緒の部屋にいると膝の上に乗ってきたり、構ってと擦り寄ってきたりします。また、飼い主のことが大好きなので言うことも良く聞く利口な猫です。
少々のイタズラや粗相程度なら言い聞かせることで、すぐに止めてくれます!本当に飼いやすい初心者向きの猫ですよね♪
しかし、常に甘えるという性格ではなく、サバサバした面も持ち合わせています。そのため先ほどまで甘えていたのに急に去っていったりします。
猫らしい性格といえば猫らしい性格ですが、人によっては性格が悪いと感じるかもしれません。
学習能力が高い
メインクーンはとても学習能力が高い猫です。人の言葉を理解する能力があるとされ、簡単なことなら口で説明すれば分かってくれます。
しかし、賢いということは人が嫌がる行動もよく理解しています。ストレスが溜まった時や機嫌が悪い時には、八つ当たりされることもあり、嫌がらせもします。
トイレを違う場所でしてみたり、大事な物を落としたりと、かなり困ったちゃんに変身することもあります。
メインクーンの性格が悪いとされるのはこの部分が原因で、人によってはかなり厄介と感じるのかもしれませんね。
活発で好奇心が強い
メインクーンは活発で好奇心が強く何にでも興味を持ちます。
気になる物があればすぐに見に行きますし、さわりに行きます。それは生き物に対しても同様で、初めて見る動物にも興味津々で近寄っていくんです。
もちろん人間に対しても同様で、初対面であっても物怖じせず近くに寄っていきます。猫好きの来客相手なら最高の接客係りとなってくれるでしょう。
ただし、好奇心も行き過ぎると困りものです。虫を追いかけて網戸をひっかけたり、大事な物を落としたりといったトラブルも起します。
骨が太く頑丈な体なのでよっぽどでない限りは大きな怪我に至りませんが、飼い主がヒヤッとすることは多々あります。
メインクーンの性格はオス猫とメス猫でこんな風に違う!
どんな動物でもオスとメスは性格が違います。それはメインクーンも一緒です。それではどんな性格をしているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
メインクーンのオスはまるで犬みたいな性格!
メインクーンのオスはかなりの甘えん坊で、構ってもらいたい性格です。簡単にいえば飼い主大好きな犬みたいな感じですね!
メスにくらべて人にくっつていくることが多く、飼い主の足にまとわりついてきます。その姿はいくら体が大きいと言えどもとてもかわいいです。
しかし、その分つまづいたり蹴ったりといったトラブルが多いのもオスの特徴です。
また体が重いので甘えて飛び乗られると、場合によっては骨折なんてことも…。しっかりしつけておきましょう!
メインクーンのメスは猫らしい独立した性格!
メインクーンのメスは独立した性格をしており、オスのように飼い主にベタベタな性格ではありません。自分の好きな時に甘えにくる猫らしい性格をしています。
野生下のメス猫は子猫が生まれると、子どもを守る為にほかの猫を全て追い払います。
それは産んだ子猫が襲われないようにするための防衛本能で、警戒心という形で妊娠前から存在しています。
そのため、人間相手でも警戒心を解かずクールな性格になるんです。これはどの猫種も同様で、メインクーンに限った話ではありません。
メインクーンは去勢後に性格が変わる⁉︎
メインクーンは活発で好奇心旺盛な性格をしています。いろいろな所を歩き回り、冒険をするのが大好きです。しかし、それはあくまで去勢前の性格!去勢をすると性格が変わるんです。
全ての生き物のオスは去勢をすることにより、男性ホルモンが減って女性ホルモンが優位になります。
そうなると活動や攻撃的な部分が無くなり、おとなしくのんびした性格になるんです。メインクーンの場合ならオス猫の甘えん坊な部分のみが残るということですね!
避妊手術を受けた猫は子どもを作れないので、自分を飼い主の子どもだと錯覚するそうです。そのため、オス・メス問わず甘えん坊になるといわれています。
子猫の頃のメインクーンは活発でやんちゃな性格!
メインクーンの子猫時代はほかの猫同様に活発でやんちゃです。また、子猫は怖いものを知りませんし、人間と暮らすルールをまだ理解していません。
そのため自分がしたいことだけをするので、自由な性格をしているともいえます。よく動き回り、なんでも触って遊ぶので、危険な目に合わないように注意してあげてくださいね!
特に頭をぶつけるのはNGです。子猫の間は頭蓋骨が柔らかく脳に直接ダメージを受けるので、場合によってはてんかんや身体麻痺といった重大な障害を負う可能性もあります。
そして、メインクーンは成長が遅い猫です。そのため子猫の性格がほかの猫より長く続き、2歳まではやんちゃで活発です。
少し手間取るかもしれませんが温かい目で見守ってあげてくださいね♪
メインクーンとそっくりな猫、ノルウェージャンフォレストキャットとの性格の違いは?
メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットは大型長毛種同士見た目が良く似ています。
では、性格はどうなのでしょうか?両者を比較してみたので、参考ににしてみてください。
種類 | メインクーン | ノルウェージャンフォレストキャット |
---|---|---|
姿 | ![]() |
![]() |
行動 | 活発 | 活発 |
懐くかどうか | よく懐く | よく懐く | 甘え具合 | ほどほどに甘えん坊 | かなりの甘えん坊 | 賢さ | かなり賢い | かなり賢い |
どちらも飼いやすい猫種ということで、性格も良く似ています。とても活発でよく動き回りますし、飼い主に対してよく懐くのも同じです。
また、どちらも賢いことで有名で、芸などを仕込むことができしつけも楽です。
では、全く同じなのかと言うとそれは違います。甘え方が大きく異なるんです。メインクーンは甘えん坊ですが、嫉妬をするほど飼い主べったりにはなりません。
しかし、ノルウェージャンフォレストキャットはかなりの甘えん坊で飼い主にべったりです。
一人になるとストレスを抱えるほど飼い主に懐きますし、ほかの猫や動物に対して嫉妬もします。
見た目だけじゃなく中身も良く似ているメインクーンとノルウェージャンフォレストキャット。どちらか悩んだ場合は、好みの甘え方で選んでくださいね♪
メインクーンは毛色によって性格が違う?人気の白やブルー、レッドタビーはどんな性格?
メインクーンにはたくさんの被毛色が存在しており、その数はなんと30種類ともいわれています。それでは、被毛の色によって性格はかわるのでしょうか?
実はメインクーンの性格と被毛の色にはなんの関係性もありません。どの色のメインクーンも優しくて甘えん坊で賢く活発です。
単純に見た目の好みで選べばいいので、悩まなくていいのが嬉しいですね♪
なお、瞳の色の種類は5種類です。こちらも性格に関係していないので、被毛と合わせて好みのメインクーンを探してみてください!
メインクーンの性格に合わせた飼育の注意点は?
メインクーンは飼いやすい猫ですが、いくつかの注意点が存在しています。の注意点とはどんなものでしょうか?
- 適度に構う
- 運動をさせる
- 大事な物は片付ける
以上のものがメインクーンを飼う際の注意点になります。どれもメインクーンの性格から考えれば、わかりやすいものですよね!
それでは、それぞれの注意点を詳しくみていきましょう。
適度に構う
メインクーンは甘えん坊ですが、ずーっと構ってほしいわけではありません。特にメスはその傾向が強く自分が構って欲しい時に構って欲しいんです。これは、人間でもそうですよね!
また、温厚な性格ということでメインクーンはあまり怒りませんが、それは我慢をしているだけです。
あまりにしつこく構うとストレスがどんどん溜まっていくので、寄って来たときにだけ構ってあげるようにしてください。
運動をさせる
メインクーンは活発な猫なので運動をさせてあげましょう。動くことでストレスの発散にもなりますし、肥満対策にもなります。
特に去勢や避妊をしたメインクーンは、おっとりとした性格になりあまり動きません。そうなると糖尿病リスクなどがあがるので、しっかりと運動させてあげてください。
キャットタワーなどを設置すれば上下運動により、効率よく運動させることができます。また、一緒に遊と絆がより深まるので、暇を見つけて遊んであげるのがおすすめです。
大事な物は片付ける
こちらもメインクーンの活発な性格に対する注意点です。メインクーンは良く動き好奇心旺盛なので、戸棚などの上にあがって物を落とす可能性があります。
特に6ヶ月~24ヶ月の間は大人と子どもの中間地点。子猫のままの性格に大人顔負けの体格となっているので思わぬ事故に注意が必要です。
大事な物が壊されないように片づけておきましょう。
メインクーンの性格の相性が良いのはこんな人!
それでは最後にメインクーンの性格と相性が良い人をみておきましょう。
- 適度に猫を構いたい人
- 先住猫・犬を飼っている人
- 広い部屋に住んでいる人
メインクーンは甘えん坊ですが、常に構われたいわけではありません。そのため、適度に猫を構いたい人が相性のよい人です。
メインクーンが寄ってきた時に気が済むまで構ってあげる位がピッタリですよ♪
相性が良い人の二つ目の特徴は、先住猫・犬を飼っている人です。
メインクーンは飼い主べったりにはなりませんが、一緒に遊ぶのは大好き!しかし、飼い主が留守の場合はそうもいきませんよね。
一緒にお留守番する猫がいれば、寂しくありませんし暇もしません。メインクーンにとって最高の環境ですよね!
最後に挙げた相性の良い人の特徴は、広い部屋に住んでいる人です。メインクーンはとても活発な猫です。そのため、ある程度部屋が広いほうがストレスを感じなくてすみます。
しかし、部屋が狭いとダメというわけでありません。飼い主が遊んであげたり、キャットタワーがあれば大丈夫です。
健康のためにも運動は必須なので、部屋が手狭な人は満足するまで遊んであげるかキャットタワーの設置をおすすめします!
メインクーンは性格が悪いといわれますが、決してそんなことはありません!とても飼いやすく初心者でも安心して一緒に暮らせる猫です。
しかしながら一部困った部分があるのも事実です。賢いが故に悪知恵が働いてしまい、トラブル等をおこしてしまいます。
ですが、これは解決できるものでメインクーンがストレスを感じない環境を作れたら問題行動を起しません。
よく懐き、賢くしつけのいらないメインクーンは、しっかり育てることで最高の相棒になってくれますよ♪