人気の長毛猫ノルウェージャンフォレストキャットは、とても飼いやすいと言われています。
しかし、それが自分にあっているかどうかというのは別問題。それはあくまで個人的な意見であり、自分にあっているかどうかはわかりません!
そこでノルウェージャンフォレストキャットの性格をみていきましょう!オスメスの違いや子猫の時の性格なども合わせて参考にしてみてくださいね。
目次
ノルウェージャンフォレストキャットってどんな性格?
ノルウェージャンフォレストキャットの代表的な性格は以下になります。
- とても穏やか
- 賢くてしつけが楽
- 愛情深く忠誠心が強い
- 社交的で明るい
飼いやすいといわれる理由がとても良く分かりますよね!簡単にいえばとても良く懐いて、聞き分けの良い猫です。
また、社交的なので人見知りしないというのもポイントで、来客者相手でも甘えにいきます!
ほかにも穏やかな性格ということで、少々では怒りません。多頭飼いにも向いているんです。特に犬とは相性が良いといわれています。
ただし、犬の様な性格といわれることがあるように、猫らしい性格ではないので猫の性格が好きな人には向いてないかもしれません。
ツンデレではなくデレデレなので、甘えん坊な猫が欲しい人向きです。
それでは、それぞれの性格を細かくみていきましょう。
とても穏やか
ノルウェージャンフォレストキャットは穏やかなので、ほかに猫が居てもすぐに打ち解けられます。すぐに仲良しになり遊び友達になるので多頭飼いに最適です。
また騒がしい場所でもあまりストレスを溜めないので、小さいお子さんがいる家庭でも飼うことができます。
少々のイタズラなら我慢してくれますし、仲良くなれば一緒に遊んでくれたりもするんです。
ただし、物には限度があるので1人で過ごしているときはそっとしておいてあげてください。甘えたいときに甘えさせてあげるのがコツですね♪
賢くてしつけが楽
ノルウェーージャンフォレストキャットは賢くてしつけが楽なことでも有名です。
あまり叱ることなく言うことを聞いてくれるので、猫初心者にもうってつけ!苦労することなく飼うことができます。
また、しっかり教えれば芸をさせることも可能です。本当に犬みたいな性格ですよね!フリスビードッグならぬフリスビーキャットなんかもいいかもしれません。
ただし、甘えん坊で賢いということは1度拗ねさせると大変です。暴れたり嫌がらせをしたりする可能性があります。要注意ですね!
愛情深くて忠誠心が強い
ノルウェージャンフォレストキャットは犬のように懐きます。それこそ、本当に猫なの?というくらい飼い主にベッタリになるんです。
そして、それは飼い主だけではありません。その家族にも良く懐いてくれます。特にオスはかなりの甘えん坊になり、四六時中付いてきたりします。
足に絡み付いてくるので踏まないように注意してくださいね!
ただしこの性格については個体差があるようで、全く甘えてこない猫もいるそうです。育て方で大きく変わるのかもしれません。
社交的で明るい
ノルウェージャンフォレストキャットは社交的で明るい性格です。相手が人間だろうと猫だろうと関係なく近づいていき、仲良くなろうとします。
警戒心もそれほど強くないので、旺盛な好奇心とあいまって初対面の相手でも人見知りしません。豪華な被毛と相まって最高の接客をしてくれるんです。
また、我慢強い性格があるため初対面の相手が急に撫でてきても大人しくしてくれます。
性格的に構ってもらったり撫でられるのが大好きな猫なので、相手が知らない人でも嬉しいのかもしれませんね♪
ノルウェージャンフォレストキャットの性格はオス・メスで違うの?
ノルウェージャンフォレストキャットの代表的な性格を紹介しましたが、オスとメスに性格の違いがあるのか見てみましょう。
オス | メス |
---|---|
甘えん坊 | 少し神経質 |
基本的にはどちらも上で紹介した通りの性格なのですが、性別によって多少性格に差があります。オスは甘えん坊でメスは少し神経質です。
実はこの性格の違いはそれぞれの役割から生まれたもので、野生の本能的な部分から由来しています。
それでは、それぞれの性格と一体どういった要素で性格に差が出るようになったのかを見てみましょう。
オスの性格
ノルウェージャンフォレストキャットのオスはかなりの甘えん坊です。飼い主のことが大好きで、一時も離れたくない!と言わんばかりに後を付いてきます。可愛いですよね♪
この性格はメスにアピールするという行動からきており、その対象が飼い主になっただけといわれています。
野生では発情期のオス猫がメス猫に対して声をあげてアピールし交尾の催促をします。
しかし、飼われているオス猫はそれをする必要がありません。メス猫がいなかったり、決まった相手がいるからです。そこで、そのアピール力を飼い主に向けるようになりました。
メスの性格
ノルウェージャンフォレストキャットのメスは少し神経質です。でも、クールかといわれたらそうでもありません。元々人懐っこいのでオス猫と比べたらということです。
この性格は野生環境における子育てに関係します。メス猫は出産のあと子猫を守らなければなりません。
そこで、近づく相手に対して警戒心を抱くようになりました。なるべく子孫を残そうとする生き物の本能ですね♪
その性格が飼い主に対しても働き、メス猫は少し神経質になったのです。ただし、避妊した場合はオス並みの甘えん坊になります。自分を子猫だと思ってしまうそうです。
ノルウェージャンフォレストキャットの子猫はどんな性格?
どんな猫もそうなのですが、子猫の時と成猫になってからで性格が違います。それでは、ノルウェージャンフォレストキャットの子猫の時はどんな性格をしているのでしょうか?
- 結構やんちゃでイタズラ好き
- 良く動き回る
- 少し噛み癖がある
結構やんちゃでイタズラ好き
小さい頃のノルウェージャンフォレストキャットは、成猫時代と比べてかなりのやんちゃでイタズラ好きです。
元々、好奇心旺盛な面があるので、気になったものは全て触ったり匂いを嗅いだりしたがります。
また、それに合わせて冒険も大好きです。家の色々な場所に行きたがりますし、タンスや冷蔵庫の上、果てはカーテンを登るなど高い所も大好きです。
この性格は成猫になればなるにつれ、徐々に大人しくなっていきます。
しかし、ノルウェージャンフォレストキャットは成長が遅く2~3年は子猫の性格のままなので、その間、危なくないように対策をしておく必要があります。
良く動き回る
次によく動き回るということですが、子猫のノルウェージャンフォレストキャットはあまり落ち着きがありません。うろうろと歩き回ります。
特に足元を歩いていて踏まれたり、飼い主に付いて歩いて扉に挟まったりなどに注意が必要です。
子猫の間は頭蓋骨が柔らかく、衝突などのダメージが直接脳に響きます。しっかり見張っていてあげてくださいね♪
少し噛み癖がある
最後に紹介するのが、少しの噛み癖です。元々そこまで噛み癖がある猫ではありませんが、甘えん坊な性格なので噛むことがあります。
もちろん、強く噛んだりは滅多にありません。母猫からミルクをもらっている気分になっているだけで、強くても牙のあとが残る程度になります。
簡単にいえば甘えたいだけなので、多めに見てもいいかもしれませんね!
ノルウェージャンフォレストキャットと激似なメインクーンとの性格の違いは?
ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンは良く似ています。それは見た目だけではなく、実は中身も似ているんです。では、両者の違いはどこにあるのでしょうか?
まず、どちらの猫も忠実で大人しく穏やかな性格です。
あえて言えばメインクーンの方が大人しいと言われており、ノルウェージャンフォレストキャットよりもじっとしていることがおおいようです。
次に我慢強さにおいてもメインクーンの方が上で、少々のことでは怒りません。イタズラされてもなすがままにされているようです。
ただし、その分だけノルウェージャンフォレストキャットよりストレスを溜めやすい性格ともいえます。
ストレスは病気の元なので、飼いやすさで考えればノルウェージャンフォレストキャットかもしれませんね♪
続いて運動量なのですが、こちらはノルウェージャンフォレストキャットの方が多くなります。その分太りにくいので、病気にはなり辛いかもしれません!
総評すると性格の違いは大人しさと運動量、ストレスの溜め込みやすさになります。なお性格は猫によって大きく変わるので、ほぼ誤差といって間違いありません。
結局は見た目で選ぶのがベストになります。気に入った方を選んでください!
ノルウェージャンフォレストキャットの性格に合わせた飼育の注意点は?
とても飼いやすいノルウェージャンフォレストキャットですが、飼う際の注意点も存在しています。一体何に気をつければいいのでしょうか?
- 運動をさせる
- 留守はみじかめに
- マメなブラッシング
注意点は上の3つです。まず、ノルウェージャンフォレストキャットは筋肉量が多い分、運動量が必要になります。2つ目は甘えん坊な性格なため長時間1人にできないということです。
最後は長毛種ということで、ブラッシング関係のコツになります。それでは、それぞれの注意点を詳しくみていきましょう!
運動をさせる
ノルウェージャンフォレストキャットは筋肉質で大きな体を持っているので、適度に運動をさせないと太ってしまうんです。
ただ体重が増えるだけならかまわないのですが、太ることで様々な病気を引き起こします。そのためスキンシップがてら一緒に運動するのがおすすめです。
また、キャットタワーを設置するのもおすすめですが、1つ注意点があります。
キャットタワーをどこにも固定していない状態だと、ノルウェーフォレストキャットが登る際に倒してしまう可能性があります。
それによって大事故などが考えれられるので、しっかりと固定してください。ケガ程度ならいいのですが、場合によっては命に関わります。
留守は少なめに
ノルウェージャンフォレストキャットは甘えん坊ということで、留守は少なめにしましょう。あまりに構わないと拗ねてイタズラをするかもしれません。
また構われないことでストレスを感じ、病気になる可能性もあります。ずっと一緒に居るのがベストですがそうもいかないので、外出は少なめ or すぐに家に帰るのがおすすめです。
しかし、仕事をしているとそうもいきませんよね?
そこで、家に帰ったらたくさん構ってあげてください。それによってストレスの発散になりますし、いい子にしていればたくさん甘えられるという学習をしてくれます。
マメなブラッシング
ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種なので、マメなブラッシングが必須です。それを怠ると皮膚病になったり、毛球症を患う可能性があります。
特に毛の生え変わる秋や春といった時期は、1日に2回以上のブラッシングをしてあげてくださいね♪ブラッシングはスキンシップにもなりますし、ストレス発散にもなります。
また、夏場は場合によってはサマーカットにしてもいいかもしれません。熱中症対策になります。
ただし、バリカンには要注意です。バリカン症といって毛が生えてこなくなる病気になる可能性があります。
ノルウェージャンフォレストキャットと相性が良いのはこんな人!
それでは最後にノルウェージャンフォレストキャットと相性のいい人を見ていきましょう!
- 広い部屋に住んでいる人
- 家族が多い人
- 猫を構うのが好きな人
まず、体が大きく運動量が多いので、広い部屋に住んでいる人は相性がいいと言えます。狭い部屋ですと十分に走り回れませんので、物に当たって怪我をする可能性があります。
年をとればあまり動かなくなりますが、小さい間は本当にヤンチャなので部屋が広いに越したことはありません。
次に家族が多い人です。ノルウェージャンフォレストキャットはとても甘えん坊なので、構ってくれる人が多いとそれだけ快適に暮らせます。
ただ、小さい子どもが居る場合は親の注意が必要です。イタズラなどの度が過ぎるといくら温厚なノルウェージャンフォレストキャットでも怒ってしまう可能性があります。
最後に猫を構うのが好きな人です。ノルウェージャンフォレストキャットは甘えん坊なので、たくさん構ってもらえると喜びます。
また、長毛種なのでマメにブラッシングしなければなりません。一杯遊んでブラッシングをしてあげれば、ノルウェージャンフォレストキャットは飼い主に夢中になりますよ♪
ノルウェージャンフォレストキャットはとても人気があります。それは見た目だけではなく、その飼いやすさにもあるんです。
大人しくて多頭飼いが平気で子どもがいても大丈夫となれば、どんな家庭事情でもだいたいは飼えますもんね♪
見た目も良く愛想も良く体も強い猫なので、大きさに抵抗が無いならぜひ手に入れてください。本当に素晴らしい猫ですよ!