猫は旅行中の一週間、家で留守番出来る?準備するものや注意点とは?

猫は犬と違ってお散歩をすることがないから長くお留守番ができる!ということを聞いたことがある方もいるかもしれません。

飼い主さんにべったり甘えて過ごしているよりは、自由気ままに過ごしているイメージの強い猫。少しの外泊であればきちんとお留守番をしてくれそうですよね!

もちろん長く家を空けない方がよいのですが、仕事の出張など急な外泊が入ってしまった場合、猫ちゃんは何日くらいであればお留守番することができるのでしょうか?

ニシ教授
1週間ほどならお留守番することができると言われている猫じゃが、はたして本当にそうなのじゃろうか?

そこで今回は、おうちの猫ちゃんはどのくらいのお留守番ができるのか、お留守番するためには何が必要なのかを細かくまとめてみました!

猫はどれくらいならお留守番できるの?


 
ネットで検索をすると、1週間のお留守番が可能だと書かれているのを目にします。

急な外泊とはいえ、1週間飼い猫をおうちで1匹にするなんて心配ですよね…。実際に1週間もお留守番することはできるのでしょうか?

猫が留守番できる期間は3日!

現実的に考えて、猫を1匹だけでお留守番させるのが可能なのは3日間です。

飼い猫が1匹だけの場合、自動給餌器・自動給水器があれば3日程度ならごはんや水に困ることはないでしょう。

しかし、もし自動給餌器が壊れて餌が出てこなかったら?室内の乾燥で水が想像以上に早くなくなってしまったら?

それだけではありません。トイレの掃除も頻繁にできなくなるため、トイレを多めに用意して出ていく必要があります。

留守の間に猫ちゃんになにか事故が起こったとして、気が付くまでに時間がかかってしまうのも心配です。

いずれにしても外泊は短ければ短いほど安心です。

どうしても長く家を空けなくてはならない場合には、知人にお世話を頼むなど猫ちゃんの様子を常に誰かが見られる状態にしておきましょう。

お留守番させない方が良いパターン

猫ちゃんの中には1日の外泊も難しい場合があるのでチェックしておきましょう。

  • 生後1年未満の子猫
  • 老猫や病気持ちの猫
  • 分離不安の猫

子猫や老猫、病気持ちの猫ちゃんを飼っている場合の外泊はNGです。生後2ヵ月~3ヵ月程度の子猫であれば5~6時間以上家を空けることも避けた方がいいでしょう。

また、分離不安症な猫は特に注意が必要です。

  • 分離不安症…飼い主が家にいない間、離れている不安と寂しさから異常行動を取ってしまうこと

起こりうる異常行動としては、大きな声で鳴く、暴れてわざと家にあるものを壊す、トイレ以外のところでおしっこをしてしまうなどがあげられます。

我が家で飼っている猫の中にも分離不安な子がいますが、帰ってきたら家中ティッシュまみれになっているなど異常行動で困ってしまうことがよくあります…。

分離不安な猫ちゃんを置いて外泊をすると、壊した物で猫ちゃんが怪我をしてしまったり、普段ダメと言われている行動をわざ取ったりとお互いにとってマイナスな要素が多くあります。

分離不安な猫ちゃんはわかりやすく飼い主さんにべったりなことが多いので、そのような場合には外泊は避けるのが賢明です。

猫にお留守番してもらうときに準備するものや注意点!


 
3日間はお留守番ができるといっても、長くお留守番をさせるには入念な準備が必要です。きちんと準備をした上でお留守番をさせるようにしましょう!

お留守番に欠かせないもの!

1泊以上家を留守にするときには下記のグッズを用意しておくのが安心です。

  • 自動給餌器・自動給水器
  • 頭数+2つ以上のトイレ

設定時間に自動的に一定量の餌が出てくる自動給餌器、水を常に綺麗な状態で飲むことができる自動給水器はお留守番の必須アイテムです。

普段餌をあげるときに普通のお皿であげているご家庭では、お皿で数か所に分けて用意するとともに自動給餌器を使用するのがオススメです。

特に自動給餌器は餌が出てくるときに音のなるものがほとんどなので、猫ちゃんが驚いて近づいてくれない場合もあります。

1週間くらい前からトライアルを行って、きちんと自動給餌器から餌を食べていることを確認しておくのがよいでしょう。

またトイレは、1匹に対して2つ以上使用できるトイレがあるのが最良です。

トイレに対して強いこだわりがある猫ちゃんが多く、1度トイレをしたあとは片付けてくれるまで同じトイレを使わないという子も多くいます。

トイレが綺麗な状態でないと他のところで粗相をしてしまったり、トイレを我慢して病気になってしまう場合もあります。

猫ちゃんのストレスを軽減させるためには1泊につき2つ以上のトイレ用意しましょう。多頭飼いをしているとさらに設置個所を増やす必要がありますね。

季節によって臨機応変にアイテムを用意!

特に気を付けたいのが夏と冬のお留守番!外で暮らしている子もいるくらいなので暑さにも寒さにも耐性はありますが、狭い家の中なのできちんと準備をしたいところです。

夏のお出かけは室内を26℃~28℃に保てるようにエアコンを設定しておきましょう。

猫ちゃんによってはエアコンが苦手だったり、エアコンの効きすぎで風邪を引いてしまう子もいます。

エアコンが効いている部屋と窓を開けて風通しを良くした部屋など、猫が好きな部屋で過ごせるようにいくつか用意しておけるとベストです。

冬のお出かけは暖房はもちろんのこと、ベッドなど暖かく過ごせるところに毛布などを置いてあげることで寒さを軽減させてあげましょう。

こたつをつけっぱなしにする飼い主さんもいますが、こたつは火事の恐れがあるのでおすすめできません。猫ちゃんが長居して酸欠状態になってしまうのも心配です。

快適に過ごせるようにするのが1番ですが、それよりもまずは安全を第一に考えて環境を整えてあげましょう。

ケージでのお留守番もできる?

猫ちゃんが家の中で事故を起こさないためには、ケージの中でお留守番をしてもらえばいいのでは?と考える方もいるかもしれません。

もちろん安全第一ではありますが、ケージの中で長期のお留守番をさせるのは控えた方がいいでしょう。

1日の外泊くらいならなんてことないかもしれません。しかしそれが続くと運動不足によるストレスとなってしまいます。

広いケージならある程度は遊べるかもしれませんが、普段家の中を好きに行き来している猫ちゃんが急にケージに閉じ込められてしまうのはかなりのストレスです。

猫ちゃんが快適に過ごすためにもケージの外でお留守番させてあげるようにしましょう。

猫のお留守番に最適な猫グッズ!


 
猫ちゃんをお留守番させるときにあると便利なお役立ちアイテムをご紹介します!

冷暖房付ペットハウス「オアシス」

暑い夏や寒い冬のお留守番にも役立つ冷暖房付のペットハウスです!

夏は保冷剤を使用してペットハウス内を室内より-6℃~-8℃まで下げ、冬はホットカーペットと断熱材で暖かさを守ります。

猫は自由気ままに部屋中を動き回るのでエアコンのリモコンを出しっぱなしにしていると、足でボタンを踏んでしまってエアコンが停止してしまうなんてことも考えられます。

電気で動いていないこちらのペットハウスはそのようなアクシデントが発生することもなく安心です!

通常の室内の冷暖房とともにこのペットハウスを部屋にひとつ設置し、猫ちゃんが好きなときに使用できるようにしておいてあげるのがいいでしょう。

お値段は少し張りますが、大切な猫ちゃんのためにもひとつあると助かるアイテムです!

お留守番見守りカメラ

猫ちゃんを1匹でお留守番させるのが心配な方にはやはりペットカメラがオススメです!

外出先からでも無線でカメラを接続することができ、周りが360℃見渡せるカメラなら猫ちゃんがどこにいても安心して見守ることができます。

ペットカメラの中にはマイク機能がついていて、声をかけることができるものもありますが、音声の出るものはできるだけ避けるようにしましょう。

声掛けができた方が猫ちゃんも安心だと思っている方もいるかもしれませんが、姿が見えない状況で声だけ聞こえる状況は猫ちゃんの不安をあおるだけです。

他にも色々な機能がついているものがありますが、恐怖感を与えないためにも1番シンプルなカメラを用意するのがベストですね!

お留守番できないほど長い旅行ならどうする?


 
どうしても3日以上家を空けなくてはいけなくなった場合、一体どうすればよいのでしょうか?

ペットシッターを頼む

長期外泊をしなくてはならなくなった場合は、ペットシッターを頼んだり、知人に猫ちゃんのお世話をしてもらうのがいいでしょう。

猫は環境の変化を嫌う動物です。慣れないペットホテルにお願いしたり他人の家で預かってもらうことによって、ごはんを食べなくなったり体調を崩すことがよくあります。

できるだけ今までと変わらない環境で過ごしてもらうためにも、自宅にお世話をしにきてもらうのがベストです。

2泊以上家を空ける場合には1日に1回以上様子を見てもらい、トイレ掃除や餌の量の確認をしてもらえると滞在先でも安心して過ごせますね。

神経質な猫ちゃんだと他人が家に入ってくることで強いストレスがかかることもありますので、知人であれば事前に何回か顔合わせをしておくなどの対策もしておきましょう。

ペットホテルに泊まってもらう

お世話をしてくれる知り合いもいないし、ペットシッターに頼むのもなんだか心配…という方ももちろんいるかと思います。

そのような場合にはペットホテルに預けることを検討してみましょう。なかには病院にペットホテルが併設されている場合もあります。

病院にあるペットホテルではなにかあった際に獣医師さんに診てもらうこともできるため、環境の変化で体調を崩した場合には普通のペットホテルよりも臨機応変な対応が可能です。

そういったペットホテルを選択して預けてあげることで安心度も増しますね!

一緒に連れて行く

長期外泊の間、1匹だけで残しておくのも、誰かに見てもらうのも難しい…。だったら一緒に連れていけばいいじゃない!と考える方もいるかもしれません。

犬であれば一緒に旅行ができるという話はよく耳にしますが、猫と旅行することは可能なのでしょうか?

今はペット同伴可能な宿も多数あり、なかには猫と一緒に泊まれるという宿も存在しているようです!

環境の変化にも柔軟に対応できる猫ちゃんであれば、そのような宿を選んで連れていくことも検討してみるのもいいかもしれませんね!

【まとめ】猫のストレスにならない方法を選んで!

お留守番させることを検討している方は、自分がひとつの命を預かっているという自覚をしっかりと持つことが大切です。

ペットを飼っている以上は長期旅行をしたり、外泊を頻繁にするといったことのないよう努めるようにしてくださいね。

どうしても外泊をすることになった場合には、猫ちゃんが1番快適に過ごせる方法でお留守番をさせてあげましょう。

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