四川省成都市内に建設された、中国初となり、世界的にも最も早い段階の取り組みである第8.6世代AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL、アモレッド)生産ラインが、6月17日に量産を開始しました。同プロジェクトへの総投資額は中国のディスプレイ業界での単一のプロジェクトとしては過去最大の630億元(約1兆5000億円)に上ります。
AMOLEDはフレキシブル・ディスプレイ・パネルの一種で、主にノートパソコンやタブレット端末などのスマート端末の画面に使用されます。今回量産を開始した第8.6世代AMOLED生産ラインは、中国国内における中サイズのフレキシブル・ディスプレイ・パネルの産業の空白を埋めるものです。
この生産ラインは世界最先端の製造プロセスを採用しており、設計上の月産能力は3万2000枚とのことです。製品は初出荷分から、高精細で高コントラストという特徴を備えます。製造されたディスプレイは消費電力が20%~30%引き下げられ、使用寿命は3~4倍に延び、IT機器端末におけるハイエンド・ディスプレイ・パネルの量産と普及を大幅に加速させる見通しです。
同施設の総敷地面積は約1388ムー(約92万5000平方メートル)で、ガラス基板、発光材料、駆動用チップなどの重要な工程を網羅する200社を超える川上および川下企業が一体となったアップグレードをけん引します。
第8.6世代AMOLED生産ラインプロジェクトの所在地である成都では、新型ディスプレイ産業の規模は5年連続で2桁以上の成長を維持しており、2025年の売上高は1000億元の大台を突破して前年比17.2%増の1090億2000万元(約2兆6000億円)に達しました。
2025年、中国の新型ディスプレイ産業の総生産額は8000億元(約19兆円)を突破し、世界市場におけるシェアは54%にまで拡大しました。(提供/CGTN Japanese)











