欧州自動車工業会(ACEA)がこのほど発表した統計データによりますと、2026年5月、欧州の主要31カ国(EU27カ国+英国+EFTA)における中国の乗用車の月間新車登録台数が初めて日本車メーカーを上回りました。

ACEAのデータによりますと、中国の自動車メーカー5社(BYD、上海汽車集団、吉利控股、奇瑞汽車、零跑科技)の5月の欧州での販売台数は計13万8410台で、2025年同期比で64.59%増加しました。

中でもBYDは同136.57%増、奇瑞は同244.1%増、零跑は同465.1%増と、単独ブランドの成長率は業界平均を大きく上回っています。

市場シェアを見ますと、5月の中国車メーカーの欧州でのシェアは約12.01%、日本車メーカーは11.32%となり、中国ブランドが初めて0.69ポイントの差をつけて逆転しました。

この逆転は、欧州自動車市場が緩やかな成長を見せる中で起きました。ACEAのデータでは、EU、英国、EFTAを含む欧州市場の5月の新車登録台数は115万2500台に達し、前年同月比で3.6%増加しました。この増加分は主に、中国ブランドのバッテリー式電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)が牽引しています。

同時期、BEVはEU市場で20%のシェアを占め、前年同期の15.3%から約5ポイント上昇しました。対照的に、従来型のエンジン車の市場シェアは30.1%へと縮小し、前年同期の38%から大幅に低下しています。

中国車メーカーの電動化製品ラインナップは、欧州市場の電動化シフトのニーズと一致しています。ドイツ、スウェーデン、イタリアなどの多くの国が、新エネルギー車への支援を強化し続けています。

一方、中国自動車流通協会乗用車市場情報連席分会(CPCA)の崔東樹秘書長は、単月のわずかなリードが通年での安定した逆転を意味するわけではなく、月次データは新製品や関税政策の影響を受けると指摘しています。現在、EUの貿易障壁が強まる中、中国車メーカーは産業基盤の優位性を拡大し続ける必要があり、現地での工場建設やサプライチェーンの海外展開が長期的な打開の鍵となります。(提供/CGTN Japanese)

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