2026年9月10日、韓国メディア・聯合ニュースは、元プロ野球選手で野球解説者の張本勲さんが、9日午後に死去したことがわかったと報じた。
記事によると、日本プロ野球の現役・OB選手らで構成される日本プロ野球名球会が10日、同会のホームページで発表した。
張本さんは1940年、広島県で生まれ、両親とも韓国人の在日韓国人2世として育った。59年にプロ入りすると、81年まで23年間にわたって日本プロ野球で活躍した。日本プロ野球史上唯一となる通算3085安打を記録、首位打者7回、最高出塁率9回、MVP1回など長いプロ野球の歴史の中でも屈指の打撃成績を残し、日本を代表する打者の一人として知られた。
記事は「張本さんは在日韓国人であることを理由に差別を受けることもありながら、現役時代は韓国籍を維持してプレーを続けた。引退後には日本国籍を取得したが、韓国との交流を大切にし、韓国プロ野球やスポーツ界とも長年にわたって関わってきた」と韓国野球界に与えた影響を紹介。韓国プロ野球が発足した82年から2005年まで韓国野球委員会(KBO)の総裁特別補佐を務め、07年には韓国政府から体育・スポーツ分野への功績をたたえられ、韓国の国民勲章の最高位である「無窮花(ムグンファ)章」を受章している。
また、韓国野球界のレジェンドである白仁天さんの日本プロ野球入りにも尽力した。白さんは現役時代に日本プロ野球でプレーした後、韓国プロ野球で監督などを務め、韓国野球界の発展に大きく貢献した人物だ。先月亡くなった白さんについて、張本さんは「同じ時代をともに走ってきた仲間」と追悼のコメントを寄せていた。
記事は「日本と韓国の両方の野球界に長く関わり続けた張本さんの死去を受け、韓国でも追悼の声が広がっている」と伝えた。KBOは張本さんの弔問を検討しているという。
これについて韓国のネットユーザーからは「偉大な野球人でした。ご冥福をお祈りします」「幼い頃の思い出の選手たちが亡くなっていき寂しい」「3085安打は本当にとてつもない記録」「日本プロ野球史に残る偉大な選手だった」「在日韓国人として差別を受けながらもここまで成功したのは、本人のすさまじい努力あってのことだと思う。本当に尊敬する」「張本勲という名前は野球を知らない人でも聞いたことがある」などの声が上がった。
また、「韓国野球界にも多くの貢献をしてくれた人」「日本と韓国の野球界をつないだ人物だったと思う」「日韓の野球史を語るうえで欠かせない人物」「火傷による手の障がいを抱えながら、日本野球界のトップまで上り詰めた偉大な人物。韓国野球の今の選手たちも張本さんの精神を見習って頑張ってほしい」「検討ではなく、KBOは当然弔問に行くべきだ」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)











