2024年5月に靖国神社の石柱に放尿し、赤いスプレーで「Toilet(トイレ)」と落書きした中国人の男、鉄頭こと董光明(写真)に対して、別の恐喝容疑などにより中国国内の裁判所で懲役8年の一審判決が言い渡されたことが分かった。
男の名は董光明で、鉄頭のネット名で動画配信をしていた。
董光明は2023年から「偽物退治」関連のショート動画を投稿し続けたことで有名になった。取り上げた内容には、新東方という教育関連会社が違法な補習授業を行っていたとする告発や、「高額なくじに当選」と偽って消費者に安価な商品を高値で売りつけた悪質な詐欺的商法、誇大広告やセミナーにより高齢者向けの健康食品を高額で売りつける悪質な販売手法などがあった。董光明の活動を支持するネットユーザーも多く、一時は数百万人のフォロワーを集めた。
しかし、影響力が拡大し続けるにつれ、董光明らと業者との間のトラブルも増加した。最終的に董光明が刑事事件に問われることになったのは、2024年5月に発生した恐喝事件が発端だった。
杭州市公安局(市警)浜江区分局は2024年8月27日、董光明らの恐喝の疑いについて立件し捜査していることを明らかにした。董らは2024年5月、あるライブコマース配信者を「不正を公開する」と脅して数百グラムの黄金を要求し、引き渡せば「保護」を提供すると約束したという。複数回の交渉を経て、この配信者が指定された口座に多額の現金を振り込んだことで、警察は刑事事件を起こした容疑で董らの取り調べを始め、移動の自由の制限なども行った。
董光明は2024年5月31日夜、東京都内の靖国神社の入り口付近で、「靖国神社」と刻まれた石柱に放尿し、赤いスプレーで「Toilet」(トイレ)と書き残した。その状況を撮影した映像は中国のSNS上で拡散され、中日両国の世論の注目を集めた。日本の警察は捜査を展開し、この事件には中国籍の男3人が関与していたと発表した。
中国では一審の有罪判決が言い渡されたことで、「偽物退治」で人気を集めた董光明に対しての関心が高まっている。(取材/RR ・翻訳/如月隼人)











