中国メディアの大河報は12日、上海市閔行区で2カ月間に8回も「流産をした」と給付金を申請した女に懲役1年、執行猶予1年の有罪判決が下った。

記事によると、朱(ジュー)被告はある日、「流産した場合はオンラインで給付金を申請できる」というショート動画を見た。

過去に3回の流産を経験していた朱被告は動画の手順に従い、過去の受診記録などを用いて給付金を受け取った。

しかし、「こんなに簡単にお金が手に入るのか」と思った朱被告は、すでに申請済みの過去の受診記録を写真に撮り、画像加工ソフトを使って日付などを改ざん。その画像を基に、不正に給付金を申請した。

朱被告は2025年12月30日~26年1月19日に5回にわたって偽造した書類で申請を出し、給付金3万元(約69万円)余りをだまし取ることに成功した。

味を占めた朱被告は、その後も同じ手口でさらに3回の申請を試みたが、提出書類が酷似していることや受診内容が不自然だったことからこの3回はいずれも却下された。また、異変に気付いた担当職員が警察に通報したことで、不正が発覚した。

閔行区人民法院(裁判所)でこのほど開かれた裁判で、朱被告は「法的な意識が乏しく、一時の迷いからこのようなことをしてしまった。非常に後悔しており、自分の過ちを深く認識した」と罪を認め、詐取した給付金を全額返金した。朱被告には詐欺罪で懲役1年、執行猶予1年、罰金5000元(約11万5000円)が言い渡された。

中国のネットユーザーからは「まったく恐れ入る」「道徳を喪失した結果」などと女性を非難する声のほか、「2カ月で8回申請してそのうち5回通ってるって、審査の穴が大きすぎるだろ」などと指摘する声も散見された。(翻訳・編集/北田)

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