2026年9月14日、韓国メディア・SBSは、2026年愛知・名古屋アジア大会の開幕を目前に控える中、選手団の宿泊施設問題などをめぐって、大会組織委員会への不満が出ていると報じた。
記事によると、アジア・オリンピック評議会(OCA)に加盟する45の国内オリンピック委員会(NOC)の代表者が参加した選手団長会議では、各国から組織委に対して大会運営上のさまざまな問題が指摘され、中でも選手団の宿泊施設問題が大きな話題となったという。
今回の大会では、費用削減と環境への配慮を掲げ、従来のような大規模な高層マンション型の選手村を建設せず、組み立て式のコンテナ宿泊施設や大型クルーズ船などを活用する方式を採用。ホテルなどの既存の宿泊施設に約9000人、大型クルーズ船に約4000人、名古屋港周辺に設置されたコンテナ型宿泊施設に約2000人を分散して収容する計画となっていた。
しかし、記事は「このコンテナ型選手村で、開幕前から部屋不足の問題が発生している」と言及。大韓体育会関係者によると選手団長会議では、組織委がある国のNOCに対してコンテナ型選手村の寝室100室を提供すると約束していたものの、現在20室が不足しているとの説明があったという。選手団だけでなく各国から訪れる観客のホテル予約もほぼ完了してしまっていることから、組織委はコンテナ型選手村の寝室不足を認めたうえで、急きょホテルの確保を進めているとされている。
また、記事によると、大会開幕前に始まるグループリーグのスケジュールをこなすため、先に現地に到着した韓国男子バスケットボール代表チームでは、宿泊施設に対する不満が噴出しているという。韓国男子バレーボール代表のビョン・ジュンヒョン選手は、11日に自身のソーシャルメディア(SNS)に、宿泊施設内の洗面台の下から水が漏れ、床が水浸しになっている様子を投稿し「助けてください」と訴えた。
また、約21坪のコンテナ宿泊施設に設置された1人用ベッドの大きさは1メートル95センチメートルで、延長用マットレスを接続できるが、身長が約2メートルのバスケットボール選手にとっては、快適とはいえない大きさとなっているという。これについて、チョン・ジェヨン大韓民国バスケットボール協会副会長は「宿泊施設の状況についてのみ言えば、史上最悪だ。2メートルを超える選手に、足を十分に伸ばせないベッドを割り当てるのは話にならない」と述べ、「クルーズ船の臨時宿泊施設はさらに劣悪だという話を聞いた」と語った。
記事は「各国選手団から不満が上がる中、組織委が宿泊、交通、食事などの運営上の課題をどこまで迅速に解決できるかが注目されている」と伝えた。
これについて韓国のネットユーザーからは「アジア大会の選手村でベッドが足りないってどういうこと?」「開幕5日前に寝室20室不足はかなり深刻では」「コンテナを選手村にするという発想自体は分かるけど、数くらい事前に確認できなかったのか」「数が足りたとしても、コンテナで3人部屋って、かなり狭そう」「ホテルがもう埋まっているなら、もっと早く準備するべきだった」などの声が上がった。
また、「費用削減と環境対策の結果がこれなの?」「大会組織委員会は何を準備していたんだ」「選手たちは競技に集中しなければならないのに、宿泊場所の心配までしないといけないのか」「選手がちゃんと休める環境だけは確保してほしい」「日本だから運営はスムーズだろうと思っていたけど、そうでもないんだな」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)











