2026年9月15日、韓国メディア・韓国経済は中国人観光客の旅行先を巡る流れがわずか1年で大きく変化したと報じた。

韓国文化観光研究院が14日に発表した「国際観光動向26年8号」によると、7月に韓国を訪れた外国人観光客は209万3000人で、前年同月に比べて20.8%増加した。

このうち、中国人は全体の37.1%(約77万7000人)を占め、国別で最多となった。一方、同じく7月に日本を訪れた中国人観光客は前年同月比56.1%減の約42万8200人で、韓国を訪れた中国人観光客が日本を訪れた中国人観光客の1.8倍となった。

これについて、記事は「日中関係悪化による中国政府の日本への渡航自粛の呼びかけが影響した」と分析。一方で、「日本を訪れた外国人観光客は344万2000人で、韓国を依然として大きく上回っており、日本のインバウンド市場そのものが低迷しているわけではない。特徴的なのは、中国人観光客の動向だけが韓国と日本で大きく分かれたことだ」と指摘した。韓国では中国人観光客が19年7月の水準と比較して149.6%増となっており、コロナ禍以前の規模も大きく上回っている。

韓国を訪れる中国人観光客が増加を続ける中、観光スタイルも変化している。これまで中国人観光客といえば、ソウルの明洞や免税店などを訪れ、化粧品やブランド品などを購入する「ショッピング中心」の旅行が目立っていた。

しかし最近では、若い中国人観光客がソウル・聖水洞のセレクトショップを巡ったり、北村でランニング体験を楽しんだりする姿が目立つという。韓国の観光業界関係者は、「以前は明洞と免税店が中国人観光客の代表的な観光地だったが、最近は聖水洞でファッションや美容商品を見たり、北村でランニングをしたりするなど、消費のスタイルがショッピング中心から体験や文化へと広がっている」と話した。

一方、韓国人の訪日旅行は好調で、7月に日本を訪れた韓国人は前年同月比31.9%増加の約89万4700人。台湾からの訪日客も約76万3800人で、前年同月に比べて26.4%増加した。

これについて、韓国のネットユーザーからは「1年前とは完全に逆になってる」「中国人観光客がこんなに韓国に来ているとは知らなかった」「日本の観光客全体はむしろ増えているのに、中国人だけ減ったのがすごい」「日本より韓国を選ぶ理由が増えたということか」「観光は政治の影響をかなり受けるんだね」などの声が上がった。

また、「明洞だけじゃなく聖水洞まで中国人が多くなったのは確かに感じる」「K-POPだけじゃなく、韓国の日常文化にも興味を持たれているのかな」「聖水洞は本当に外国人が多い」「単純な買い物旅行から体験型旅行に変わっているのは面白い」「韓国の観光業界にとっては大きなチャンス」「でも中国人観光客に依存しすぎるのは危険だと思う」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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