香港メディアの香港01は17日、韓国で爆発的人気の肌育注射「Re2O(リトゥオ)」について、「病原遺伝子が含まれている可能性がある」と専門家が警鐘を鳴らしているとする記事を掲載した。

記事は「21世紀経済報道」や「中国新聞週刊」など中国メディアの報道を引用し、Re2Oについて「韓国のL&C Bioが製造するReturn to your 20s(20代の肌に戻る)をコンセプトにした肌育注射で、韓国のほか、日本やシンガポールでも販売されている。

故人の皮膚組織を原料としており、注入することで小じわやシミの軽減、毛穴の引き締め効果に加え、細胞再生の土台を築く効果があるとうたわれているが、業界関係者の間では安全性や倫理面での懸念を指摘する声も少なくない」と伝えた。

そして、Re2O注射を受けるため中国から韓国へ渡航したという人が「原料が故人由来だと事前に知っていたら注射は受けなかった」と語ったことを紹介した。

記事は、上海市浦東新区公利医院の整形外科医の話として「同種真皮を用いて注入剤を作るには、実際の効果を検証するために少なくとも5年から10年の長期観察と追跡調査が必要だが、関連する臨床データは比較的少ない」とし、「Re2Oに関する初期の研究では、この製品を使用することで肌が滑らかになる可能性が示唆されたが、この研究はわずか20週間しか行われず、サンプルサイズも小さく、製品開発者自身が参加していた」と伝えた。

また、中国整形美容協会関係者の話として「現在の脱細胞化技術では細胞を完全に除去することは不可能だ。細胞外マトリックスに残留細胞成分が残ると、ドナー由来の遺伝子断片が運ばれる可能性がある。ドナーが遺伝性疾患を患っている場合、患者の健康にリスクをもたらし、問題が発生すると原因を特定することが極めて困難になる」と伝えた。

亡くなったドナーの皮膚組織を美容目的で使用すべきかどうかについては、同済大学付属同済医院の整形外科医の話として「提供された皮膚組織は非常に貴重な医療資源であり、真剣な医療用途に優先的に使用されるべきだ」と伝えた。

記事は、中国整形美容協会関係者の話として「Re2Oを過度に神話化すべきではなく、美容施術を希望する人は理性的に判断すべきだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ