前週末の軟調地合いを継ぐ流れ。中国経済動向を見極めたいとするスタンスが引き続き重しとなっている。中国では今週、6月の月次経済統計が集中して公表される予定。14日に貿易統計、15日に小売売上高や鉱工業生産などのほか、4~6月期のGDP成長率などだ。金融統計も15日までに報告される。注目のGDP成長率に関しては、伸び率が前年同期比4.5増にとどまり、前四半期の5.0%増から縮小する見通しだ。
そのほか、中東情勢の不透明感も逆風となっている。イランメディアは12日、イラン精鋭部隊「革命防衛隊」がオイルロードの要衝ホルムズ海峡を無許可で通航しようとした船舶を攻撃し、海峡を封鎖したと報道。米中央軍はその後、イランへの報復措置として、約140カ所のイラン軍事施設を攻撃したことを明らかにした。13日の原油相場も大幅に上昇している。韓国の半導体株安もネガティブ材料。先週末の米市場に米預託証券(ADR)上場し、好スタートを切った世界最大級の半導体メーカーSKハイニックス株がきょうの韓国市場で一時16%超下落した。
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)や銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)、光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)と電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)がそろって8.4%安、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が7.1%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、プリント基板(PCB)大手の生益電子(688183/SH)が9.7%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は3.4%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
宇宙・軍需産業株も急落。防衛関連事業と民生用光学部品の北方光電(600184/SH)、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が8.3%安、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が7.4%安、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が6.9%安で取引を終えた。素材株、自動車株、インフラ建設株、不動産株、空運株、医薬株なども売られている。
半面、石油・石炭株は高い。中国石油天然気(601857/SH)が4.2%、中国石油化工(600028/SH)が2.5%、中国海洋石油(600938/SH)が2.4%、陝西煤業(601225/SH)が4.5%、中国神華能源(601088/SH)が4.0%、中国中煤能源(601898/SH)が1.6%ずつ上昇した。銀行・保険株、海運株、食品飲料株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.07ポイント(0.39%)安の273.47ポイント、深センB株指数が17.46ポイント(1.58%)安の1086.32ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











