週明け7日の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比237.75ポイント(0.93%)安の25413.12ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)は125.30ポイント(1.46%)安の8429.73ポイントと反落した。売買代金は2096億7280万香港ドル(約4兆1703億円)に縮小している(4日は2768億5690万香港ドル)。

 米中の指標発表前に買いが手控えられる流れ。米国では10日に8月の米卸売物価指数(PPI)、11日に同月の米消費者物価指数(CPI)、中国では8日に8月の貿易統計、9日に同月のCPIとPPIが公表される予定。内容を見極めたいとするスタンスが強まっている。また、米雇用統計の上振れを受け、早期の米利上げ観測が再燃したことも逆風だ。
 ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が支えだ。内需不振が懸念される中、当局は景気支援の動きを強めている。中国政府は国有大手銀行や保険会社など8金融機関に対する第2弾の資本増強に乗り出した。最大で3600億人民元(約8兆3664億円)の資本増強となる。不動産業などの不良債権リスクに備え、融資余力を拡大する狙いだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.9%安、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が4.7%安、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が3.3%安と下げが目立った。一方、本日付でハンセン指数の構成銘柄に組み入れられた銘柄の値動きは、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が2.6%高、半導体ファウンドリー中国大手の華虹宏力半導体(1347/HK)が4.9%高。
除外銘柄はなかったため、構成銘柄は93→95銘柄に増加した。
 セクター別では、不動産が安い。龍湖のほか、中国金茂HD(817/HK)が5.0%、万科企業(2202/HK)が4.4%、融創中国HD(1918/HK)が3.9%ずつ下落した。
 中国の金融セクターもさえない。中国工商銀行(1398/HK)が2.5%安、中国農業銀行(1288/HK)が2.4%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.8%安、中国人民保険集団(1339/HK)が3.1%安、国泰海通証券(2611/HK)が2.1%安、華泰証券(6886/HK)が2.0%安で引けた。
 半面、半導体セクターは高い。華虹宏力のほか、瀾起科技(6809/HK)が6.7%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.8%、ASMPT(522/HK)が5.7%ずつ上昇した。そのほか、プリント基板(PCB)の広州広合科技(1989/HK)が14.7%高、深セン市大族数控科技(3200/HK)が7.9%高と値を上げている。米半導体株高が追い風。人工知能(AI)投資拡大によるメモリー需要増の期待が高まる中、先週の米株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.4%高と3日続伸した。
 本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は前営業日比0.07%高の3932.70ポイントで取引を終了した。
ハイテクが高い。不動産、自動車、メディア・娯楽、インフラ建設なども買われた。半面、金融は安い。石炭・石油、公益、医薬、軍需産業、素材、消費、運輸も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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