17日前場の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前日比180.32ポイント(0.73%)安の24533.46ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)が47.91ポイント(0.58%)安の8158.46ポイントと反落した。売買代金は991億4570万香港ドルとなっている(16日前場は956億5300万香港ドル)。

 投資家心理がやや悪化する流れ。米追加利上げ観測が重しだ。昨夜まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り政策金利の0.25%引き上げを決定。参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では、年内にあと1回の追加利上げが示されている。香港は金融政策で米国に追随するため、域内の政策金利も引き上げられた。金利高が経済やマーケットの足かせになると危惧されている。
 ただ、下値を叩くような売りはみられない。原油高騰の一服が好材料だ。サウジアラビア産原油の供給懸念がやや後退し、昨夜のWTI原油先物は前日比3.2%安の102.43米ドル/バレルと3日ぶりに反落。17日の時間外取引でも下落が続いている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が3.7%安、中国大手デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.6%安、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が3.0%安と下げが目立った。
 セクター別では、産金が安い。
紫金鉱業のほか、山東黄金鉱業(1787/HK)が7.2%、招金鉱業(1818/HK)が6.6%、紫金黄金国際(2259/HK)が6.5%ずつ下落した。市況安が逆風。17日の時間外取引で金先物相場が急落している。米長期金利の上昇を受け、金利の付かない金先物の投資妙味が薄れるとの見方だ。
 香港不動産セクターもさえない。新世界発展(17/HK)が2.9%安、恒隆地産(101/HK)が2.8%安、新鴻基地産発展(16/HK)が2.5%安、恒基兆業地産(12/HK)が2.2%安と値を下げた。
 石油セクターも売られる。業界大手3社の中国石油天然気(857/HK)が2.3%安、中国石油化工(386/HK)と中国海洋石油(883/HK)がそろって2.1%安、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が3.3%安で引けた。
 半面、医薬セクターは物色される。剤泰科技(北京)(7666/HK)が15.7%、英セキ智能(3696/HK)が8.1%、康希諾生物(6185/HK)が3.2%、信達生物製薬(1801/HK)が2.6%ずつ上昇した。
 本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.36%安の3877.46ポイントで前場取引を終了した。
資源・素材が安い。ハイテク、公益、インフラ建設、軍需産業、海運、保険・証券も売られた。半面、医薬は高い。自動車、海運、不動産、メディア・娯楽も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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