外部環境の改善が相場を支える流れ。外電は17日、「中国がイランに対し、親イラン武装組織フーシ派の軍事行動を抑制するよう非公式に要請した」と伝わるなど、中東情勢を巡る過度な警戒感がひとまず後退した。原油相場の高騰が一服し、米長期金利も低下している。昨夜の米株市場では、半導体関連各社が人工知能(AI)投資の拡大は続くとの見方を示す中、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3.1%高と3日続伸。香港市場にも買いが波及した。
ただ、上値は限定的。中国の内需不振や大型連休、米中首脳会談などが気がかり材料だ。中秋節・国慶節の大型連休で、本土市場は9月25日と10月1~7日が休場となる(香港市場は10月1日が休場)。一方、習近平・国家主席は11年ぶりに国賓待遇で米国を公式訪問し、来週24日にトランプ米大統領と首脳会議に臨む予定だ。(亜州リサーチ編集部)
テック銘柄に買いが先行。ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が9.5%高、半導体ファウンドリー大手の華虹宏力半導体(1347/HK)が4.8%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.4%高と上げが目立った。ハンセン科技(テック)指数は2.2%高と他の主要指数をアウトパフォームしている。
医薬セクターも急伸。中でもAI創薬の晶泰HD(2228/HK)が16.3%高、英セキ智能(3696/HK)が13.1%高、剤泰科技(北京)(7666/HK)が12.0%高と値を上げた。政策支援の動きを材料視。中国政府は18日、「医薬工業発展『第15次5カ年計画(2026~30年)』」を発表した。報道によると、AIや量子計算、遺伝子編集など先端技術を創薬に取り込み、バイオ医薬を新たな基幹産業に育てる。
自動車セクターも高い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が6.6%、嵐図汽車科技(7489/HK)が4.0%、蔚来集団(9866/HK)が3.9%、北京汽車(1958/HK)が3.5%ずつ上昇した。現地メディアが18日付で伝えたところによると、中国の各地方政府は9月に入り、新たな自動車購入支援策を打ち出している。販売回復が期待された。
半面、消費セクターの一角はさえない。ファッション越境ECの希音国際HD(シーイン:625/HK)が4.8%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が2.6%、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が1.9%、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.8%ずつ下落した。
本土マーケットも反発。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











