前週末の好地合いを継ぐ流れ。中東情勢の過度な警戒感が薄れ、原油相場の下落が続いたことや、中国の政策に対する期待感などが支えだ。8月の月次経済統計では、内需不振が鮮明化。当局は経済対策を強めるとの見方が根強い状況だ。
ただ、全体としては動意を欠く。中国の大型連休、米中首脳会談も買い手控え要因として意識された。中国本土は今週末から中秋節・国慶節の大型連休に突入する。本土市場は25日が中秋節、10月1~7日が国慶節で休場だ(香港市場は10月1日が休場)。一方、習近平・国家主席は11年ぶりに国賓待遇で米国を公式訪問し、今週24日にトランプ米大統領と首脳会議に臨む。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が8.7%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が7.1%高、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が6.0%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.5%高で引けた。政策支援の動きを引き続き材料視。
中国の不動産セクターも高い。融創中国HD(1918/HK)が5.7%、世茂集団HD(813/HK)が5.6%、万科企業(2202/HK)が4.5%、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.7%ずつ上昇した。
半面、産金・非鉄セクターは安い。中国黄金国際資源(2099/HK)が7.4%、霊宝黄金(3330/HK)が4.8%、山東黄金鉱業(1787/HK)が3.6%、中国アルミ(2600/HK)が2.6%、中国宏橋集団(1378/HK)が2.1%ずつ下落した。
半導体株の一角や、大規模言語モデル(LLM)などAI技術の銘柄群も売られる。上海天数智芯半導体(9903/HK)が6.7%安、華虹宏力半導体(1347/HK)が1.6%安、北京智譜華章科技(2513/HK)が4.6%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が4.2%安と値を下げた。ハンセン科技(テック)指数は0.1%逆行安している。
他の個別株動向では、濃縮りんごジュース中国大手の煙台北方安徳利果汁(2218/HK)が16.8%安。同社は18日引け後、プリント基板(PCB)材料メーカーである寧波甬強科技有限公司の株式62.0611%を7億9300万人民元(約185億円)で取得すると発表した。甬強科技の業績は、25年の純損益が4327万人民元の赤字。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は前日比0.55%高の3933.37ポイントで前場取引を終了した。医薬が高い。不動産、資源・素材、軍需産業、消費、自動車、運輸、ハイテク、銀行・証券なども買われた。半面、公益は安い。保険、通信も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











