◆第108回全国高校野球選手権東東京大会▽3回戦 駿台学園9×―0小松川=7回コールド(15日・江戸川)
初の甲子園出場を狙う駿台学園は主将の中村幸太郎捕手(3年)に本塁打が出るなど小松川を7回コールドの9―0で下し、4回戦進出を決めた。
強肩強打の中村は「3番・捕手」で出場。
7―0の6回1死で高めのスライダーを左翼スタンドへ運んだ。「勝ちに貢献したかった。少し先っぽだったが、入ったかなと思った」と打った瞬間に手応えを感じた。 「素直でまじめな性格」と話す三角裕監督(66)は、6回まで2打数無安打の中村に「踏み込もうとする意識が強すぎる。パーンとバットを放り投げるくらいで」と助言。「三角先生は自分のことをよく知っている人で、言われた通りにするとよくなる。そのアドバイスはしっかり聞いて打席に立った」と結果につなげた。昨夏の初戦でもソロ本塁打を放った中村は、これで高校通算31本塁打目も「大会で打たないと意味がない」と強気の姿勢を見せた。
182センチ、93キロと恵まれた体格で、ブルージェイズ・岡本和真の長打力に憧れており「自分が打ってやろうという気持ちの面がかっこいい」とメンタル面でもリスペクトする。右打者で”中村”の名字、本塁打を連発する姿に周囲からは、西武・中村剛也の愛称「おかわりくん」と言われることもあるという。「すごい選手なので、嬉しいっすよ」とはにかんだ。
愛らしい性格とは裏腹に、本塁打に対する気持ちは人一倍強い。
今まで打ったホームランボールすべてを家のリビングに飾っているという。「35は行きたいですね」と高校通算35本と掲げた目標まであと4本。自分のバットでチームに勝利をもたらすと意気込んだ。次戦は17日。海城と戦う。「目の前の1球をしっかり全力で戦いたい」と闘志を燃やした。