第108回全国高校野球選手権大会に出場する聖隷クリストファー(静岡)は5日、1回戦の佐野日大(栃木)戦(6日午後6時半・甲子園)に向けて午前9時から兵庫・尼崎市内で直前練習した。本番を前に最速150キロ左腕・高部陸(3年)がブルペン入りし、25球の最終調整。

「しっかり、腕を振って投げられた。いい状態で初戦に臨めると思う」と、自信を漂わせた。

 納得のいく予行演習だった。ラスト一球は、今春のU18日本代表候補合宿で沖縄尚学・末吉良丞(3年)から教わったカーブで締めた。県大会から少しずつ、精度を高めてきた新球。「宿舎で握りから腕の振りまで教わった。カウント取るだけでなく、決め球として使えるようになった」と、今では持ち球に加わった。末吉には、代わりに高部が得意なカットボールを教えたという。

 佐野日大戦のキーになる球種として、高部がカーブを挙げた。午後6時半開始の一戦。「ナイターは真っすぐが速く見えると言われている。その分、うまくカーブを使って、より真っすぐを速く見せる配球をしようと、捕手の筧(優亨、3年)とは話しています」。

最速150キロの速球を生かすため、120キロ前後の緩い球を交えて相手を幻惑させる。

 1年ぶりとなる聖地のマウンド。「全部ゼロに抑えたいけど、それは難しい。まずは、先に点を取るまで、失点しないでいきたい」。末吉仕込みのカーブをたずさえて、佐野日大打線を抑え込む。

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