マンチェスター・シティを退任したグアルディオラ photo/Getty Images
3億ユーロ以上の収入に
マンチェスター・シティが、クラブ史上でも異例の大規模な選手入れ替えを進めている。シェイク・マンスール氏のオーナー就任以降、8度のプレミアリーグ制覇と初のチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたクラブだが、ペップ・グアルディオラの退任を機に大きな転換期を迎えている。
特に目を引くのが選手の売却だ。マンチェスター・シティは近年、選手を売却して新戦力の獲得資金を確保する方針を強めており、2022-23シーズン以降は毎年1億ユーロ以上を売却で得ていた。そして今夏は、その記録を大幅に更新。2026-27シーズンの売却収入は3億3690万ユーロに達している。
今夏の大きな売却では、FWサビーニョが約8800万ユーロでトッテナムへ移籍し、フリアン・アルバレスを上回ってクラブ史上最高額の売却となった。さらにMFタイアニ・ラインデルスが6100万ユーロ、MFロドリが6000万ユーロ、MFニコ・ゴンサレスが5600万ユーロで移籍。GKジェームズ・トラフォードやFWオマル・マルムシュの移籍も含め、多くの主力・準主力がチームを離れている。
一方で、マンチェスター・シティは獲得にも多額の資金を投じている。今夏の補強費は約2億7400万ユーロに達し、なかでもMFエリオット・アンダーソンには1億3500万ユーロを投じ、クラブ史上最高額の補強となった。さらに18歳のMFアイユーブ・ブアディには9500万ユーロを支払い、若手選手としても史上最高クラスの移籍金を投じている。
新監督にはエンツォ・マレスカが就任。
マレスカ自身も「クラブの考え方やスタイルを維持することが、自分がここにいる理由の一つ」と語る一方、「誰かのコピーになるつもりはない」と強調。グアルディオラとは異なる自身のサッカーを築く考えを示している。
巨額の売却益によって補強資金を確保しながら、若い才能を積極的に獲得するシティ。グアルディオラ時代の成功を引き継ぎつつ、新たなチームへと生まれ変わろうとしている。今夏の大改革が、マレスカ新体制のシティを再び欧州の頂点へ導くのか注目される。

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