今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

あなたが選ぶ「Twitter文学賞 ツイートで選ぶ2010年ホントに面白かった小説」

2011年1月20日 11時00分 ライター情報:杉江松恋

『文学賞メッタ斬り!』の豊崎由美が、厳選した1タイトルしか投票できないTwitter文学賞を創設

[拡大写真]

『文学賞メッタ斬り!』の豊崎由美が、ついに自身が創設した文学賞でこの世界に殴りこみをかける!?
年明け早々、そんな刺激的なニュースが飛び込んできました。
その賞の名前は「Twitter文学賞 ツイートで選ぶ2010年ホントに面白かった小説」。読書好きな人なら誰でも参加できる、twitterで投票を行う文学賞です。

インターネットを投票の場として利用した文学賞は過去にもありましたし、twitterを使ったものもこれが最初というわけではないかもしれません(きちんと調べきれていませんが)。しかし同賞には他に例のないたいへんユニークな特徴があります。
それは、国内篇・海外篇それぞれ1作しか投票を認めていないこと。
たった1作。これだけたくさん本があるのに、たった1作しか投票できないのです。

AKB48の投票だって「大島優子にしようか前田敦子にしようか」と悩んだら2枚CDを買えば2人とも投票ができたわけでしょう? それも禁止。1人1回、本当に1冊にしか票を投じることができないのです。小説が好きな人ほど、これは苦しいでしょう。好きな作品のどれに投票するか決めるのに、悶え苦しむはずです。
その、苦しさを楽しさと感じられる人のために、今回の賞はできたのだと思います。
小説が好きで好きでたまらなくて、小説を読むのも、小説のことを考えるのも、小説について誰かと話すのも、大好きな人たち。
そういう人は、この賞に投票するべきです。いやしないでおられるものかは。

「書評王の島」は豊崎氏が講師をつとめる「書評の愉悦」の公式ブログです。2011年1月5日の記事に、豊崎氏がtwitter文学賞を創設しようと思った理由、設立の趣旨が書かれています。それを読んで関心をもった人は、すぐさま投票の準備に走るが吉(本記事の最後に投票の要領は転記します)。投票期間は1月20日から31日までだそうです。昨年出た本で読み残しがある人は、急いで手をつけておかないと!
 さて、賞のことがたいへん気になったので、トヨザキ社長に直撃取材をしてきました。

――この賞を創設するにあたり、何か先行の賞を参考にされましたか? 文学賞以外でも結構ですので上げていただければ嬉しいです。
豊崎 反面教師にしたのは、年間ランキングの「このミステリーがすごい!」です。書評王の島ブログの宣言文でも書いていますが、面白かったタイトルを複数挙げるとおうおうにしてその中でもっとも無難な内容の作品が票を集めることになる。

ライター情報

杉江松恋

1968年生まれ。小説書評と東方Projectに命を賭けるフリーライター。あちこちに連載しています。

URL:Twitter:@from41tohomania

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!