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女子のからだのタブーを擬人化し連載中止になった『あいこのまーちゃん』ついに出版へ

2015年5月7日 10時50分 ライター情報:たまごまご

女性器をテーマに扱った『あいこのまーちゃん』。突然の連載中止、そこからの復活劇を遂げてようやく出版された作品です。女性器を描くのはそこまでタブーなんだろうか。

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ベルギー・ブリュッセルに堂々と飾られている「小便小僧」。毎日洋服を着せ替えるなど、イベントも多い観光スポットです。
対になるネタとして、屈んで放尿する「小便少女」の像も、同じブリュッセル市内に作られています。
ところがどうも、こちらは市民には良く思われていない。
裏路地のような場所で、鉄格子で覆われている彼女。観客はほとんどなし。
「リアルすぎて笑えない」んだって。

『あいこのまーちゃん』は、女性器をテーマにしたマンガ。
2014年6月27日に、連載開始2日後というところで、突如連載取り消しが決まりました。
その単行本が、クラウドファウンディングなどの苦労を経て、2015年4月28日ついに発売されました。

主人公のあいこは、天真爛漫な女子中学1年生。
ある日、クラスのみんながすでに生理が来ていることを彼女は気にしていました。
すると突然、彼女の股間に顔が現れて、吐血します。
この顔、とにかく色々しゃべる。あいこが彼女につけた名前は「まーちゃん」。
まーちゃんとあいこが会話しながら、楽しく暮らす日々が始まります。

会話シーンは当然、あいこは下半身すっぱだか。と言っても股間は「まーちゃん」の顔です。
他の子の股間も、あいこから見ると顔に見えるらしい。
自然体験合宿では、クラスメイトの陰毛をみて「みんなひげが生えている!」とショックを受けます。
ナプキンサイズはまーちゃんと相談。サイズがあわない時、まーちゃんは血まみれで大変な有り様に。
ある日男子に告白され、彼女の心に性が芽生え、興奮します。これをまーちゃんの「よだれ」で表現。
女性器を擬人化することで、女性の身体に変化していく性徴を、をコミカルに表現した性教育マンガです。

連載取り消しは、あまりにも唐突でした。
連載取り消しのおしらせ : やまもとありさ「まんまんかきかき!」
「コミックゼノン編集部のあるコアミックスという会社が徳間書店という会社に委託して雑誌や単行本を出版するらしいのですが、徳間書店の担当者が、有害図書指定に当たる可能性があるとして、わたしの漫画を出版できないと判断したそうです」
「原稿5話分と、5枚のカラーと何話かネームを書き溜めていて、公開日が近づき楽しみにしていたところだったので、しばらく事実が飲込めず誰にも何も言えないままでした」

連載中止が決まってから、作者によって一話がまるまるネットにアップ。
公開した1話は33万アクセスを越えます。
Twitterでは「面白いじゃん」「なんでこれが中止なの?」「これをアウトにするのは表現の自由の侵害では?」との声が、多く見られました。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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