人生ゲームがカレンダーになっちゃった!
「壁掛けタイプ」には、ルーレット、紙幣、紙幣ボックス、チャンスシール、そして自動車ゴマ4個が付属
大人から子どもまで一緒になって楽しめるゲームと言えば「人生ゲーム」。
ルーレットをまわして出る目によって「人生の筋道」が決まるという、シンプルなルールと時代を反映したマス目のコピーが根強い人気に結びついている。

「人生ゲーム」は元々アメリカのボードゲームで、1968年に株式会社タカラ(現タカラトミー)が日本版として発売。その後、日本独自の進化を遂げ、80年代から様々なバージョンが登場。平成版の登場でブームが再燃、その数は43種類! 日本語版だけで1千万個以上出荷されているのだという。

今ではボードゲームだけでなく、コンピュータゲーム版や携帯ゲーム版も登場。
そして2008年、「人生ゲーム」のカレンダーが発売されたというではありませんか。このカレンダー、ただデザインが人生ゲーム風なのではなく、実際にカレンダー上で遊べてしまうのだ。

「ある人の家で、使い終わったカレンダーのマスを使ってお子様がすごろくを作って遊んでいるという話を聞いたんです。その時、カレンダーに遊びの要素を付加したもの、人生ゲームのカレンダーができたら面白いのでは? と考えたんです。そして誕生したのが『毎日エンジョイカレンダー 人生ゲーム2008』です」と(株)タカラトミーマーケティング担当の浅賀さん。

『毎日エンジョイカレンダー人生ゲーム2008』は「壁掛けタイプ」(2,940円 税込)と「卓上タイプ」(1,050円 税込)の2種類。壁掛けタイプにはルーレットと紙幣、紙幣ボックス、チャンスシール、そして自動車ゴマ4個がついている。自動車ゴマは静電シートになっていてカレンダーに垂直に貼りつけることができて、何度でも繰り返し貼ったりはがしたりできる。


「壁掛け版は、毎日の日付のマスがイベントになっています。それぞれ、4択になっており、1日1回ルーレットを回し、出た数字でお金が上下します。1日1回ルーレットで1カ月終了の段階で決算となります。その時に一番お金を持っていた人が勝ちになります。もちろん、1日でゴールする方法で遊んでいただいてもOKですよ」

これはほんとうにカレンダーが「人生ゲーム」になっちゃっています。

「卓上版は、それぞれ毎日の日付のマスが2択になっていて、毎日ルーレットをまわし、良いほうか、悪いほうかわかるものです。こちらはお1人で楽しむ、面白カレンダーといった感じです」

ところで日々のマス目にはどんな指示が?

「やはり2008年のカレンダーですから、オリンピックネタはあります」

おおっ、やはりそうですか。ちなみに8月9日のマス目キャッチは『オリンピックに釘付け』。ルーレットの目が1 or 5なら『ごひいきの選手大活躍$500もらう』、4 or 6なら『北京まで行った$1000もらう』といった具合。

「あと、面白い突っ込みたくなるマスもいっぱいありますよ。たとえば、『体育の日に今便秘で悩んでます』。なんで便秘? とか。
4択も1 or 5『繊維をとって切り抜ける$300もらう』なんて感じです」

そして最後に浅賀さんがとっておきの面白い話をしてくれた。

「壁掛け版には試作の段階から、なぜか宇宙人のイラストが多く登場していたんです。卓上版にもパッケージにもなぜか火星人がいて……。最初は意味が分からなかったので変更してもらおうと思ったんです。すると、開発担当者が通常のオリジナル人生ゲームにも、宇宙人ネタが多く登場するというんです。もともと人生ゲームはアメリカのものを訳したところからスタートしていますが、1960年代という時代もあって、宇宙への憧れなのか、宇宙が身近になってきたということなのか、アメリカ版には宇宙ネタがたくさんあったんだそうです。それで、開発担当者の中で“人生ゲーム=火星人”というイメージができたようなんです。結局、『これは、こだわりです』と潔い回答をもらいまして、火星人はそのままということになりました(笑)」

人生ゲームと火星人にそんな関係があったとは。でも宇宙人と言えばアメリカって感じはやっぱりしますよね。いやぁ、それにしても『毎日エンジョイカレンダー 人生ゲーム2008』楽しそうです。
“山あり谷あり”の365日。あなたも体験してみませんか。
『毎日エンジョイカレンダー 人生ゲーム2008』は10月1日より全国の百貨店、玩具店などで発売中。

(こや)

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