【いま注目のトレンドワード・265】 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で続々とホームランを放ち大活躍している横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手。3月10日には「神奈川の牧」がTwitterでトレンド入りを果たした。
ベイスターズファンにはピンとくるワードだと思うが、なぜ「横浜」ではなく「神奈川」なのかをお伝えしていこう。

●「牧が好きだと叫びたい」や「ターシャ」も話題に
 「神奈川の牧」とはマンガ『SLAM DUNK』に登場するキャラクター、牧紳一に由来している。牧紳一は全国でも屈指のバスケ強豪校・海南大付属高校のキャプテンを務めていた人物。作中では「帝王」や「監督」などと呼ばれることもあり、神奈川トップの実力者ともいえる設定だった。
 そんな牧紳一と同じ苗字であることから、横浜DeNAベイスターズの牧選手も「神奈川の牧」と呼ばれるようになったようだ。牧選手本人もファンイベントで牧紳一のコスプレをしたり、登場曲を「君が好きだと叫びたい」(アニメ「SLAM DUNK」の主題歌)にしたりと意識している。
 2021年には牧紳一の声優を務めた江川央生氏と“牧対談”なるものまで果たしている牧選手。今回のWBCでの活躍ぶりにネット上も大盛り上がりだ。「牧が好きだと叫びたい」「神奈川の牧、じゃなくて世界の牧だよね」など歓喜の声で溢れかえっている。
 「神奈川の牧」のほかにも、「君が好きだと叫びたい」や「ターシャ」もトレンド入りしたのだが、「ターシャ」は「デスターシャ」の誤りのよう。デスターシャとは横浜DeNAベイスターズの選手がホームランを打ったときにおこなうパフォーマンスのことだ。
 元ネタはゲーム実況のYouTubeチャンネル「SAWAYAN GAMES / サワヤン ゲームズ」に出てくる挨拶だという。
絶好調の牧選手、次は「世界の牧」でトレンド入りしてほしいものだ。(フリーライター・井原亘)
「神奈川の牧」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
・君彼選手権
・ヒソカフェ
・まほプリ
・OKAESHI
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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