●「画面への反射ゼロ」が売りの「ScreenBar」がさらに進化
ScreenBar Halo 2は2017年にベンキューが発売したScreenBarの系譜を受け継ぐ最新モデルだ。
ScreenBarが画期的だったのは、非対称光学設計を取り入れ、画面への反射を限りなくゼロに近づけたことだ。光線の角度を最適化することで、デスクを広く照らしながら、映り込みや反射を抑えた生産性の高いディスプレー環境を実現した。
その後、ScreenBarを改良したモデルをいくつか展開し、操作性や機能性のアップデートを重ねてきた。25年6月に登場したScreenBar Halo 2はそれらの知見をもとに、現段階で考えられるベストな性能と機能を実装した完成度の高いモデルになっている。
まず、基本性能である正面のライトはより広範囲に十分な明るさを届けることができるようになった。キーボードやマウスの位置だけでなく、左右約115cmの範囲でも高輝度の光が届くので、広い作業スペースで集中力を保つことができる。縦のカバー領域も広いので、キーボードを打つ際の手の影などを極力消せるというのもメリットだ。
バックライトの存在も快適なデスク環境に大きく貢献してくれる。壁に光を反射させることで、より目に優しい環境を実現できるが、ScreenBar Halo 2では3ゾーン型バックライト設計を採用したことで、ムラの少ない均一な光を照射できるようになっている。
設置機構も見直し、モニター上部にひっかける面積が非常に狭くなった。画面を遮られるのが嫌でモニターライトを避けていた人にとっては、ぜひ注目してほしいポイントだ。また、最新のクランプ設計により、湾曲モニターでも容易に取り付けることができるようになっている。
手元で光の明るさや色温度を調整する無線リモコンも使い勝手がよくなっている。天面のインジケーターに表示された数値を確認しながら直感的なダイヤルコントロールができるし、お気に入りの設定をメモリーに保存することもできる。これまでの無線リモコンモデルは乾電池式だったが、最新モデルはUSB-Cケーブルで充電できるようになったこともうれしい。
●考え抜かれた光の設計。
ここからは、実際に製品を利用して感じた魅力や気になった点を紹介していく。
今回のレビューでは筆者自宅の34インチの湾曲ウルトラワイドディスプレーに取り付けて使用した。湾曲率は1500Rだが、通常のディスプレーと何ら変わりなくクランプで簡単に挟むことができた。
画面上部のひっかける面積は先述したように非常に狭く、数mmはみだす程度だ。これだけ狭いと安定感が心配になったが、クランプの内側は凸凹になったゴムが備わっており、少し衝撃を与えたくらいでは前後にも左右にもズレることはなかった。
リモコンはコンパクトで無線なので、設置の自由度が高い。重厚なメタリックなボディは高級感があり、置いているだけで満足感がある。天面中央には光の明るさと色温度が表示され、ダイヤルを回すと細かい調整ができる。バックライトや自動検知のON/OFFもこのインターフェース内に集約されている。
次は照射範囲についてみていきたい。筆者のデスクは横幅120cm/縦幅60cmなのだが、ScreenBar Halo 2は机の端から端までしっかりと光を届けてくれた。
端っこでも十分に輝度が高く(公称では約115×50cmの端で300ルクス程度となっている)、紙の資料を広げて作業するときなどでも快適だ。
バックライトは手元のリモコンで「フロントライト+バックライト」「フロントライトのみ」「バックライトのみ」の3パターンを切り替えることができる。フロントライト+バックライトで使用すると、周囲の明るさが柔らかく拡散され、より目にやさしくなる。
シリーズの売りである「画面への反射ゼロ」は使ってみてすぐにそのありがたさを実感できた。ScreenBar Halo 2の光が直接目に飛び込んでくることはないので、明るさのわりに目への負担は少ない。仕事はもちろんちょっと息抜きにゲームをするときなどにも快適性がぐっと上がり重宝した。
筆者はこれまでにもいくつかのモニターライトを使用してきたが、ScreenBar Halo 2の光が特にすぐれていると感じたのが、手元のライティングだ。広範囲をしっかり照らしてくれるのはもちろん、影ができないので、目の端でちらちらと揺れる影で集中力を削がれないのは気に入った。
細かい設計の工夫として、モニターライトの上部にWebカメラを取り付けることができる専用アクセサリーが用意されているのも便利だった。モニターライトとWebカメラは設置場所が被るため、オンラインミーティングのときなどに不便だったが、これを使えばどちらも最適なポジションで利用することができる。
使い勝手の点でいえば、ScreenBar Proから受け継いだ「人感センサー」も大きなポイントだ。当初はそこまで重視していなかったが、机に着座するとパッと点灯する体験は、電源をONにする手間が減るのはもちろん、自分自身の集中スイッチを入れるという目的にも大いに貢献してくれる。
気になったというほどではないが、デスク環境に左右されるだろう部分はいくつかある。
まずは、バックライトは壁に光を反射させる仕様なので、壁から離れすぎていると効果がいまひとつということだ。筆者宅は完全に密着しておらず、30cmほど隙間があるため、少し光量は少なく感じた。
また、フロントライトもバックライトも顔に直接光を当てるわけではないので、オンラインミーティングのスポットライト代わりに使用するのは難しそうだった。もし映りを気にするなら、別で専用ライトを用意する必要があるだろう。
これらはささいな点ではあるが、購入前には自分のデスク環境だとどのような使い方になるのか、念のため、シミュレーションしておくことをおすすめしたい。
●購入判断は「どこまでクオリティにこだわってお金をかけるか」
ScreenBar Halo 2の最大のハードルは価格が高いということだ。公式オンラインストア価格は2万6900円。現在、5000円台の安価なモデルも登場してきていることを考えると、購入前に少し躊躇してしまう価格だ。
最近は安価なモデルの品質も上がってきているので、「とりあえず明るくなればいい」という目的なら、そちらを選択するのもありだと思う。このあたりはワークチェアを購入するときの心理に似ている。
もっとも価格の上限がそこまで高いわけではないので、ワークチェアよりは最上級の体験を導入するハードルは低い。1日8時間以上使用する、買い替えサイクルが長いということを考慮すれば、ちょっと奮発する理由になるかもしれない。(OFFICE BIKKURA・小倉 笑助)
■Profile
小倉笑助
家電・IT専門メディアで10年以上の編集・記者経験を経て、現在はフリーライターとして幅広い業界で取材活動を行う。家電レビュー、業界のキーマンインタビュー、金融サービスの解説、企業の戦略分析などの記事制作が得意。ポイ活セミナーの講師も務め、生活者に役立つ情報を日々発信している。
【注目の記事】
Google TV OS内蔵でBluetoothスピーカーにもなる 寝室に最適なBenQの天井モバイルプロジェクター「GV32」
Macユーザーにうれしい光沢ありのグレア 色味も完全再現なBenQ MAシリーズ新モデル
BenQ ZOWIE プロも使うゲーミングマウスシリーズに待望のホワイト
狭い部屋でも使える BenQの4Kホームプロジェクター「TK705STi」「TK705i」 Google TV OS搭載でどんなコンテンツもこれ一台
BenQ 初のデュアルモニターアーム 耐荷重20kgで大きめサイズでもしっかり支える











![[USBで録画や再生可能]Tinguポータブルテレビ テレビ小型 14.1インチ 高齢者向け 病院使用可能 大画面 大音量 簡単操作 車中泊 車載用バッグ付き 良い画質 HDMI端子搭載 録画機能 YouTube視聴可能 モバイルバッテリーに対応 AC電源・車載電源に対応 スタンド/吊り下げ/車載の3種類設置 リモコン付き 遠距離操作可能 タイムシフト機能付き 底部ボタン 軽量 (14.1インチ)](https://m.media-amazon.com/images/I/51-Yonm5vZL._SL500_.jpg)