普段使っているティーバッグから、何十億もの微細なプラスチック粒子が溶け出している可能性が浮上した。
イランと英国の研究者による19件の研究をまとめた大規模なレビューによって、乾燥したティーバッグ1袋には約13億個のプラスチック粒子が含まれていることが判明した。
ナイロンや一般的なプラスチックであるPETで作られたティーバッグは、特に汚染が深刻な製品の一つとして知られている。専門家によると、汚染の原因は素材そのものや製造工程にある可能性があるという。
マイクロプラスチックはすでに人間の血液、肺、肝臓から検出されており、長期的な曝露に対する懸念が高まっている。科学者たちは、健康への影響の全容はまだ不明であると警告しているが、実験室での研究では、炎症、細胞損傷、酸化ストレスとの関連性が示唆されている。
バルセロナ自治大学による2024年の研究では、試験条件下で一部のティーバッグから1ミリリットルあたり約12億個の微粒子が放出されることが判明した。研究者らは、一部の微粒子は人間の細胞と相互作用し、遺伝物質が保存されている部位に到達する可能性があるほど小さいと述べている。
「プラスチックフリー」を謳うブランドが多い昨今だが、英国の有力な非営利消費者団体「Which?」の調査によると、人気のある28の紅茶ブランドのうち、その基準を完全に満たしていたのはわずか4つであった。
多くの企業が従来のプラスチックを、植物由来の代替素材であるポリ乳酸(PLA)に切り替えているものの専門家は、PLAも依然としてプラスチックの一種であり、熱湯の中で微細な破片に分解される可能性があると指摘している。アルディ、テスコ、PGティップス、ヨークシャーティーなどの英国の大手スーパーマーケットやブランドの一部製品から、プラスチック由来の素材が使用されていることが判明している。
一方でマイクロプラスチックは現在広く普及しており、完全に避けることは困難だと科学者たちは指摘するも、リーフティーに切り替えたり、プラスチック不使用と確認されたティーバッグを使用したりすることで、マイクロプラスチックへの曝露を減らすことができると提案している。
文:BEST T!MES編集部
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