日本最大級のトラック関連総合展示会「ジャパントラックショー2026」にて、日本製鉄は鏡のような輝きを持つトラック・バス用アルミホイール「タフブライト」をはじめ、永久磁石式リターダ「ネオタード」、耐摩耗鋼板「ABREX」などを展示した。
鏡のような輝きを持つアルミホイール「タフブライト」
パシフィコ横浜にて2026年5月14日~5月16日の会期で開催された「ジャパントラックショー2026」。
「タフブライト」とは、日本製鉄が「鉄道車輪」の製造で培った技術やノウハウを活かして開発した高品質なアルミホイールのこと。
一般的な製品より高強度で緻密かつ均一な材料を使うことで軽量化および2~3倍の耐久性を実現し、これによりトラックの積載量の増加、燃費向上による物流コストの低減、ひいてはCO2排出量の削減にも貢献する。
特殊な切削加工により、まるで鏡のような輝きを放つのも特徴。遠目で見たときには太陽光線を効果的に反射する。ユーザーからは「車両が足元から映える」「輝度が高くて見栄えが良い」と支持を得ているという。
ブースには、光沢度(グロスユニット、GU)を計測する装置も置かれていた。「一般的なアルミホイールは750~800弱ですが、タフブライトは950GU前後あります」と担当者。顔を映す鏡が1000GUなので、鏡と同程度の光沢があることが分かる。
なお、パシフィコ横浜 展示ホール内の他社ブースにもタフブライトを採用した車両が複数台出展されており、該当車両を4台以上、撮影すると特製ノベルティがもらえる「フォトラリー タフブライトを探せ!」企画も実施されていた。
永久磁石式リターダ「ネオタード」も展示
また、補助ブレーキ装置の永久磁石式リターダ「ネオタード」も展示された。
担当者は「大型トラック・バスに用いられている、長い下り坂でエンジンブレーキの機能を補助するブレーキです。安全性が向上するほか、フットブレーキの使用頻度が減ることによるブレーキライニングの長寿命化にも貢献します」と説明する。
日本製鉄が1990年に開発したもので、すでに一部の特許は切れているが、特殊な材質の採用、磁気回路の精度の高さなどから、いまだ競合他社が真似できない。このため、永久磁石を採用しているリターダは現在も「ネオタード」が世界で唯一だという。
「油を使った流体式、電磁石を使った電磁式など、一般的なリターダと比較するとコンパクトで軽く、車両に簡単に取り付けられること、メンテナンスフリーなこと、などが大きなメリットになっています」と担当者。
耐摩耗鋼板「ABREX」でメンテナンス負荷を低減
このほか、ダンプ荷台、ブルドーザー、油圧ショベル、コンテナ、ボディ内部部品など、摩耗・衝撃が激しい箇所に用いる耐摩耗鋼板「ABREX」も展示されていた。高い耐摩耗性と加工性を両立しており、部材寿命の延長とメンテナンス負荷の低減を実現する。
君津製鉄所の構内で長年に渡り運搬業務を行っている日吉回漕店も、ダンプの荷台部分にABREXを採用した企業。担当者は「底板が摩耗しにくくなったために補修や張替え時間が要らなくなり、約10年間で50万トン以上も運搬できた」「底板に使う鋼材の厚みが抑えられるので車両を軽量化でき、積載効率が向上できた」といった利用者の声を紹介してくれた。











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