「これがスーパー歌舞伎の今回の骨子だと思っています」歌舞伎俳優の市川中車が5日、都内で行われたスーパー歌舞伎『もののけ姫』の製作発表会見に登場。2023年9月に亡くなった父・市川猿翁さん、そして同作への思いとは――。
○「この場面、父だったらどうするか」「父ならどう考えるか」
スーパー歌舞伎『もののけ姫』は、スタジオジブリの宮崎駿監督による不朽の名作『もののけ姫』を壮大なスペクタクルとダイナミックな演出で描く。『もののけ姫』は、人間と自然の壮絶な衝突と共生への願いを描いた作品。スーパー歌舞伎では、呪いをかけられた少年・アシタカを市川團子、山犬に育てられた少女・サンを中村壱太郎、タタラ場を統率するリーダー・エボシ御前を中村時蔵、猪神一族の最長老・乙事主を市川中車が演じる。
会見には、市川團子、中村壱太郎、市川中車、演出の横内謙介氏、鈴木敏夫プロデューサー、松竹副社長の山根成之氏が登壇した。
市川中車はまず、「1986年に父(二代目市川猿翁)がスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を打って出たとき、やめた方がいい、という意見があったと聞いております。しかし、父は『ヤマトタケル』を成功させ、40年が経ちました」と説明。
さらに、「(『もののけ姫』をスーパー歌舞伎で上演する)この場面、父だったらどうするか、父ならどう考えるか、どう動くか。この思い、気持ちを全員で感じ、壱太郎さん、時蔵さんの力を借りながら前に進んでいく……これがスーパー歌舞伎の今回の骨子だと思っています」と思いを吐露した。
続けて市川中車は、「私は今、父がここに来てくれていると思っています。父も、この会見にいると思います」と熱弁。最後に、「我々は本当に、父の遺志を継いで、この7月、8月の公演を伝説にしなければならない、そういう気持ちがしております」と力強く語った。
スーパー歌舞伎『もののけ姫』は、7月3日~8月23日に東京・新橋演舞場で上演。











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