年齢を重ね、将来を見据えた動きも出始めている大谷(C)Getty Images

 今季も投打二刀流で話題を提供し続けている大谷翔平(ドジャース)。攻守において存在感を示す様は、まさに偉才。

多くの関係者やメディア、そしてファンを唸らせるポテンシャルの高さは、やはり圧巻の一語である。

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 もっとも、約3年ぶりに投打二刀流の“完走”を目指している大谷の起用法を巡っては、ちょっとした変化も見られている。それは、これまであまりなかった登板日における投手専任起用だ。

 デーブ・ロバーツ監督をはじめとするドジャース首脳陣の考えは明白だ。さしもの大谷と言えど、7月には32歳となる身。依然としてパフォーマンスレベルに衰えは見られないものの、ここから先は、肉体的な負担がこれまで以上に蓄積するのは想像に難くない。ゆえに球団は「専念させたことは、良い判断だった」(ロバーツ監督談)とポジティブに発信している。

 実際、ドジャースが見出した新たな二刀流の“使い方”は、MLBの酸いも甘い知る識者も確かな評価を下している。

 現役時代にメジャー通算2043安打を放ち、“打てる捕手”として名を馳せたAJ・ピアジンスキー氏は、自身がホストを務める米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』において「彼も31(歳)だ。いかにしてシーズン通してフィールドに立たせ続けるか、それが最も重要になる。その一環として、DHを週に1日、もしくは2日休ませるというのは賛成だ」と指摘した。

 さらに同じく『Foul Territory』でホストを務めるMLB9球団を渡り歩いた元捕手のエリック・クラッツ氏も「オオタニ自身も含めて、彼らは誰も経験したことのない未知の海域を航行しているようなものだ。

『やぁ、ショウヘイ、今日の気分はどうだい?』『いいです』『よし! じゃあ行ってこい』なんて単純な話じゃない」と熱弁。そして、こうも続けている。

「ショウヘイが7回まで投げた後、二塁打や三塁打を狙って激走する場面を見てほしい。あの足の動きを見れば、普段とは違う姿が見れる。一目瞭然だよ。信じられないなら、過去のハイライトを見返してほしい。

 そこには『人類の誰もが経験したことのないレベルの消耗』をしている選手が映っている。だからドジャースの打ち出した方針は素晴らしいと思うね。たとえ、年間のホームラン数が35本に留まったとしても、それでいいじゃないか。本人が望む700打席に届かなくても問題ないと俺は思う」

 前人未到の金字塔を打ち立て続けてきた大谷。キャリアの最盛期をより長く維持するために、導入されたドジャースの運用法に対する評価はおおむね良好だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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