二刀流の大谷がCY賞を受賞すれば、MVPを逃すことはなさそうだ(C)Getty Images

 今季も、二刀流でファンを沸かせているドジャースの大谷翔平をめぐり、新たな議論が米国内で巻き起こりつつあるようだ。

 スポーツサイト『The Sporting News』は現地時間5月7日、「ショウヘイ・オオタニに“サイ・ヤング賞&MVP逸”予想 不可解な見方に疑問」と銘打ったトピックを掲載。

記事によると、現地メディア『Bleacher Report』のケリー・ミラー記者が今季の大谷に対し、「自身初のサイ・ヤング賞を受賞する……だが、5度目のMVPは手にしない」と予想を立てているという。

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 それに対し『The Sporting News』が異を唱えており、「これはいわゆる“ホットテイク”(議論を呼ぶための強気・極端な意見)ではあるものの、やはり違和感の残る見解だ」と反発する。開幕から投打で出場を続けている日本人スターの活躍ぶりを強調し、「この予想には説得力が乏しい」と断じている。
 
 大谷は5日、アストロズ戦で今季6度目の先発登板を果たし、ここまでで最長となる7イニングを投げ抜いた。2失点を喫し負け投手となったものの、この試合を終え規定投球回数に到達。防御率0.97という驚異的な数字を残すなど、マウンドでのパフォーマンスは球界屈指だ。その内容から、シーズン序盤ながら大谷をサイ・ヤング賞有力候補と評する声はさまざまなメディアより挙がっている。

 なおかつ、大谷は打者としても出場を続ける唯一のプレーヤーであることから、「打撃でも継続して結果を残すであろうオオタニが、仮にサイ・ヤング賞を獲得するほどの成績を残した場合、MVPの同時受賞を逃すというのは想像しがたい」と同メディアは語気を強める。

 また、「たとえ打撃成績がキャリアで最も低調な水準に落ち込んだとしてもなお、MVPに選ばれる可能性は高い」と見込んでおり、打率.286、18本塁打、OPS.848に終わった2019年シーズンの数字を例に挙げ、「(故障により44試合出場に終わった)2020年を除けばキャリアで最も低い打撃成績だったが、それでも十分に高水準だ」と訴える。

 その上で同メディアは、「もしこのような打撃成績にサイ・ヤング賞が加わるのであれば、MVPを逃す理由は見当たらない」と綴っている他、万が一、MVPを逃すケースについて以下の様な持論を並べている。

「唯一考えられるのは、ナ・リーグの他の選手が歴史的なシーズンを送った場合だろう。しかしそれでも、リーグ最高の投手でありながら打者としてもトップクラスの成績を残すオオタニが、MVPを受賞すべき存在であることに変わりはない」

 今回の内容は現球界において、大谷以外は対象になり得ない話題であり、結論が出ないことも間違いないだろう。

そして、前人未到の記録をめぐっての“唯一無二”の議論は、今後も尽きることは無さそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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