二代目『悪魔くん』に梶裕貴、Netflixで2023年配信決定　『鬼太郎』新作映画は2023年秋公開　

　「水木しげる生誕100周年記念プロジェクト」の一環として制作されるアニメ映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の公開時期が2023年秋に決定。併せて第3弾ビジュアルも解禁された。

一方、新アニメ『悪魔くん』の主人公・二代目悪魔くん／埋れ木一郎を梶裕貴が演じ、Netflixシリーズとして2023年に全世界独占配信されることも決定した。

【写真】映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』第3弾ビジュアル

　2018～20年に放送されていたテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期をベースに映画化される『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、“鬼太郎の誕生”について隠された謎に迫るストーリーが描かれる。キャストには、テレビアニメ版の沢城みゆき、野沢雅子が決定しており、監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』でも監督を務めた古賀豪、脚本は吉野弘幸、キャラクターデザインを谷田部透湖が担当する。

　谷田部透湖の描き下ろしによる第3弾ビジュアルでは、謎に包まれていた鬼太郎の父の全身の姿がついに明らかに。座敷牢（ろう）の中でたばこを吸う鬼太郎の父と、その後ろで言葉を交わしているかのように一緒に煙草を吸う謎の男の正体は…？　そして、ビジュアルに添えられた「幽霊族の男、ここに…」のコピーが意味するものとは？

　一方、『悪魔くん』は水木しげるの代表作の一つで、《悪魔くん》と呼ばれる天才少年が、悪魔・メフィストたちの力を借りて、全人類が幸せに暮らせる理想の世界を作ることを目指す物語だ。1963年に貸本漫画として刊行されて以降、主人公や設定を変えて何度も連載。複数回にわたって映像化され、特に1989年から放送されたテレビアニメ版は大ヒットとなった。

　新作は、1989年のテレビアニメ版から30数年後の世界が舞台。悪魔に育てられた天才少年・埋れ木一郎が、相棒のメフィスト3世とともに、悪魔の引き起こす怪事件に挑む。

　今回、本作から新たに登場する主人公・二代目悪魔くん／埋れ木一郎役を梶裕貴が演じることが決定。梶は「令和『悪魔くん』において、二代目悪魔くんの声を担当させて頂く事になりました。『悪魔くん』（1989年版）は、僕も子供のころに拝見した事があり、その世界観や主題歌が印象的な作品として、非常に思い出深いです。なので今回、そんな歴史あるシリーズにおいて二代目悪魔くんを演じさせて頂けることになり、恐れ多くも、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです」とコメントしている。

　また、テレビアニメ「悪魔くん」で悪魔くん／埋れ木真吾役を務めた三田ゆう子、メフィスト2世役の古川登志夫が本作でも同役で続投。古川は本作で新たに登場するメフィスト3世役も務める。

　アニメ映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、2023年秋公開。アニメ『悪魔くん』は、Netflixにて2023年全世界独占配信。

　梶裕貴のコメント全文は以下の通り。

＜梶裕貴（二代目悪魔くん／埋れ木一郎役）コメント＞

　水木しげる先生。ご生誕100年、誠におめでとうございます。

　令和『悪魔くん』において、二代目悪魔くんの声を担当させて頂く事になりました。

　『悪魔くん』（1989年版）は、僕も子供のころに拝見した事があり、その世界観や主題歌が印象的な作品として、非常に思い出深いです。なので今回、そんな歴史あるシリーズにおいて二代目悪魔くんを演じさせて頂けることになり、恐れ多くも、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。収録に向け、今ふたたび作品についての勉強を始めているところであります。

　本作は、声優オーディションとしては稀な三次審査まであり、その度に色々な表現を求められる難易度の高いものでしたが、「絶対にこの役をつかみ取りたい。この作品に携わりたい」という強い気持ちで、常に全身全霊で向き合ってきました。監督をはじめとするスタッフの皆さんの気合いとこだわりを強く感じるオーディションで、毎回とても緊張しながらマイク前に立っていたことを覚えています。

　だからこそ、こうして二代目悪魔くん役として皆様にご挨拶させて頂けている事実が、本当に本当に幸せです。同時に、大先輩である三田ゆう子さん、そして古川登志夫さんとご一緒させて頂けることにも、とても大きな喜びを感じております。光栄です。たくさんの事を学びながら、全力でお芝居をしていきたいと思っています。

　それから『ゲゲゲの鬼太郎』では、現在、沢城みゆきさんが鬼太郎役を演じられておりますが、彼女と僕は同い年であり、以前から、とても仲良くさせてもらっている役者の一人で。なので、そんな彼女と一緒に、水木しげる先生の歴史ある作品で、共に重要な役を演じさせて頂けるという事にも、大きなご縁を感じているところです。ますます演じるのが楽しみになりました。

　オリジナル版『悪魔くん』へのリスペクトの気持ちを大切に、誠心誠意、作品作りに臨んでいきたいと思っておりますので、どうか楽しみに配信をお待ち頂ければなと思います。

　これから、どうぞよろしくお願い致します。