11月11日公開の映画『すずめの戸締まり』より最新予告映像が公開。女優の原菜乃華が演じる主人公・岩戸鈴芽の声が明らかになった。



【動画】原菜乃華の透き通るような声に注目! 『すずめの戸締まり』最新予告

 本作は、『君の名は。』(2016)、『天気の子』(2019)に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作。昨年12月15日に実施された製作発表会見にて本作の情報を解禁してから、日本国内はもちろん、海外メディアからも大きな注目を浴びている。
 
 4月にはヒロイン・すずめのビジュアルや、これぞ新海誠作品とも言える圧倒的かつ神秘的な雰囲気を纏ったビジュアルの特報映像がお披露目。4つのキーワード、「旅の青年」「白い猫」「小さな椅子」「扉の鍵」の解禁に続き、ヒロイン・岩戸鈴芽役に原菜乃華が発表された。

 
 日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語である本作。新たな予告映像は、特報で存在が明らかになった、“鍵”を用いて共に扉を閉める謎に満ちた「旅の青年」、大きな目と真っ白な毛が特徴的な「白い猫」、まるで生きているかのように駆け回る「小さな椅子」がより詳細に描かれている。
 
 青年とすれ違った瞬間、脳内に鍵を使い扉を閉める映像が流れ、何かを思い出したような表情を見せるすずめ、倒れた椅子、うずくまる青年、荒れた街並み…謎に満ちた今作だが、映像には新海監督が「すずめという女の子の紹介のつもりで作った」と語る通り、コミカルに慌てる表情や覚悟を秘めたシリアスな表情などを見せるすずめの、17歳の女の子らしい等身大の姿が。
 
 また、印象的な歌声が耳に残る、本作のために書き下ろされた楽曲「すずめ」が想像をかき立て、叙情的な歌詞とその世界観をより一層引き立てる。
 
 そして、予告の最後は、“迷い込んだその先には、ぜんぶの時間が溶け合ったような、空があった”という心に響くすずめの言葉で締めくくられており、原演じる“すずめの声”がついに解禁。
 
 初めてすずめに声を吹き込んだ原は「とても緊張しました。
声だけのお芝居なので、1音1音凄く気を配らないといけないし、わからないことだらけでした。完成した映像を観て、自分がこの子に声を当てるんだと思ったら、緊張で体がうまく動けなくなってしまいました。でも新海監督はいつも凄くほめてくださるし、わかりやすいように具体的に教えて下さるので、この予告アフレコを通して少し自信がつきました!」と語った。
 
 映画『すずめの戸締まり』は11月11日より全国公開。