乃木坂46が7日から9日の3日間にわたり、東京・有明アリーナにて「35thSGアンダーライブ」を開催した。
【写真】乃木坂46「35thSGアンダーライブ」ライブフォト(20枚)
本公演は35thシングル「チャンスは平等」のアンダーメンバーが出演。
ライブは筒井がセンターを務める「ジャンピングジョーカーフラッシュ」でスタート。イントロでメンバーが次々にポーズを決めると、最後に筒井がポップアップで勢いよく登場。「盛り上がっていくぞ!」と会場を鼓舞した。
前半ブロックでは、冨⾥センターのキュートな「自惚れビーチ」や、アンダー曲でも人気の高い「錆びたコンパス」(センター:筒井)、「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」(センター:小川)、メンバーそれぞれが独自のあおりを繰り出した「13日の金曜日」(センター:黒見)などが続く。
立て続けに10曲披露した後のMCでは、座長の筒井があいさつ。「今回のアンダーメンバーはすごく仲が良いなと思ってて。先輩・後輩、4期生・5期生の仲だけど、変な壁みたいなのが一切なくて、すごいまとまりのある良いチーム。チームワークの良さも、きょう最終日にばっちり見せつけてやろうと思います」と意気込んだ。
MCに続く中盤は、ユニットブロックへ。
ここまで多様なパフォーマンスが続いたところで、ひと休みのお楽しみコーナーへ。座長の筒井のほかに、“キャプテン”に任命された松尾の進行で、「もうすぐ華のセブンティーン ラスト16歳のあーやと遊ぼう!」と題した企画を実施。4期生と5期生に分かれて、体力測定対決を行った。「サインボール投げ対決」では清宮が圧倒的な勝利を収め、続く「三輪車リレー」では、事実上は4期生の圧勝だったが、先輩4期生の温情もあり、結果的には5期生が勝利した。
特別企画でひと息ついたところで、ライブも後半戦へ。アンダーライブには欠かせない楽曲「日常」を筒井が気持ちの込もった表情で見せ、3期生の伊藤理々杏と林のダブルセンター曲「さざ波は戻らない」を林の単独センターで披露。来月でのグループ卒業を控えている清宮が「Actually...」で英語詞を口にすると、ひときわ大きな歓声が上がった。
ラスト曲の前には、座長を務めた筒井が思いを語った。「初めての座長という立場で、自分に何ができるのか悩んでたんですけど、悩む必要はありませんでした。みんな一人一人自分のできることをやって、このアンダーライブという場所を守るために頑張っていて、みんなできょうまで作り上げてきました」と振り返った筒井。そして、「最後に1つ言わせてください」と切り出した筒井は、「尊敬する先輩が私に名付けてくださった“革命児”という言葉。
観客のアンコールに応えて再び登場したメンバーはMCで、卒業を控え、今回のアンダーライブが最後となる清宮への思いを語る。黒見が「レイちゃんと一緒にステージに立てたことがすごくうれしい。レイちゃん、ホントにありがとう」と涙ながらに語ると、松尾も思わずもらい泣き。清宮は「今回でこうしてステージに立つのが最後なんだって思うと、それを実感したというか、かみ締めながらきょうはパフォーマンスに力を注いだ」と語り、「最後ってなると、もっと寂しくなるものかなって思ったんですけど、そんなの忘れちゃうくらい楽しくて。こんなに優しくて温かくて、こんな私でも許してくれるメンバー、スタッフさん、ファンの皆さんから本当に支えられて、走り続けてこられたなと思います。本当にありがとうございました」と感謝した。
清宮の言葉を聞いた松尾は涙が溢れ出し、清宮は「私たち清松(ピュアパイン)ですから」と共にパーソナリティを務めているラジオ番組『乃木坂46の乃木坂に相談だ!』(TokyoFM)でのコンビ名を出して、松尾に感謝した。
涙が溢れたアンコール。
ここで終了かと思われたが、観客の声援は止まずにダブルアンコールへ。観覧していたという奥田も、予定外の飛び入り参加をして、最後には15人全員で「ありがとうございました!」とあいさつ。3日間の「35thSGアンダーライブ」を終えた。
乃木坂46「35thSGアンダーライブ」9日公演セットリストは以下の通り。
OVERTURE
1.ジャンピングジョーカーフラッシュ
2.バンドエイド剥がすような別れ方
3.自惚れビーチ
4.思い出が止まらなくなる
5.13日の金曜日
6.錆びたコンパス
7.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
8.嫉妬の権利
9.不等号
10.狼に口笛を
11.ブランコ
12.羽根の記憶
13.その女(ひと)
14.Against
15.ハウス!
16.扇風機
17.日常
18.Hard to say
19.さざ波は戻らない
20.踏んでしまった
21.Actually...
22.夜明けまで強がらなくてもいい
23.車道側
24.ざぶんざざぶん
25.太陽ノック
26.左胸の勇気