ウルトラマンシリーズ60周年記念作品『ウルトラマンテオ』が、7月4日から放送スタート。本作は、宇宙怪獣の襲撃により故郷の星を失った“ひとりぼっちの宇宙人”の物語だ。
今回は光石イブキ役・岩崎碧、風間エマ役・神谷天音、和泉カンナ役・中田乃愛、火浦リンタロウ役・上村侑、苫米地ワタル役・森本竜馬の5人にインタビュー。出演が決まったときのことを振り返ってもらいながら、それぞれが思う作品の見どころを語ってもらった。
【動画】『ウルトラマンテオ』メインキャストの5人がわちゃわちゃトーク
■『ウルトラマン』に出られるんや!
――作品への出演が決まったときの気持ちを振り返っていただければと思います。
岩崎:オーディションを受けてから結果の報告があるまで、ずっと気がかりでした。決まったら「よっしゃ!」という喜びが一番にくると思っていたのですが、いざ受かったという連絡がくると「本当に、自分がウルトラマンに……?」という気持ちのほうが強くて。連絡を受けてからいろいろと考えて、ちょっと筋トレをしてみようかなとか、ヒーローっぽく仕上げたほうがいいかなとも思っていたんです。日が経って、ようやく実感してきました。
神谷:私は事務所で合格の報せを聞きました。マネージャーさんが色紙やクラッカーを用意してくれて「おめでとう!」ってお祝いしてくださったのですが、まだ信じられなくて「本当なのかな?」と上の空状態で……。家に帰る電車のなかでようやく実感がわいてきて、喜びが爆発しました。
中田:オーディション結果の連絡があった日、私は体調を崩してベッドで寝ていたんです。でも、合格と聞いたときは嬉しくて熱が2度くらい上がったかもと思うくらいに昂りました(笑)。長い歴史のあるウルトラマンシリーズに関われて、胸がいっぱいです。
上村:中学生くらいから俳優業をやっているのですが、キャリア的にもう『ウルトラマン』は難しいのかな、求められていることが違うのかもと思っていたんです。だから、このタイミングで出演させてもらえるとは夢にも思っておらず青天の霹靂状態でした。撮影が始まってからも少し現実味がなくて、ようやく実感がわいたのは特撮パートの撮影を見学したときでした。あのときにようやく「あっ、『ウルトラマン』に関わっているんだな」と感じて、胸が熱くなりました。
森本:今までも様々なオーディションを受けてきましたが、今作は初めて「楽しかった!」という気持ちで終えられたオーディションだったんです。絶対に受かりたいと思っていたので、オーディションに受かったと聞いたときは「『ウルトラマン』に出られるんや!」って気持ちも相まって高揚感MAXでしたね!
■オーディションのときからイブキそのままだった
――各々が演じる役の紹介と魅力に感じている部分を教えてください。
岩崎:イブキは、故郷の惑星が怪獣に襲われて地球に逃れてきた宇宙人です。地球でいろいろな人と出会い、故郷とは違う体験をしていくなかで、イブキも成長していきます。彼は青き光の巨人・ウルトラマンテオに変身して怪獣と戦うのですが、変身するときの表情が、イブキの考え方にあわせて変化するんですよ。
神谷:私が演じるエマは、5人が所属する明⼼⼤学・天文研究会の会長です。みんなを引っ張っていきたいという気持ちがある反面、行動も言動もすべてが空回りしてしまうところがあって。でも、明るくて天真爛漫な性格も相まって、どこか憎めない子なんです。あとは独特な感性を持っていて、怪獣に不思議な名前を付けるんですよ。そのネーミングセンスにも期待していただけたらと思います(笑)。
中田:私が演じるカンナは、機械いじりが好きな女の子で、人と関わることを面倒くさがっていて避けてきました。けれども、動物は大好きでペットを飼っていますし、小さいものに対する愛がすごくある子なんです。登場時は何を考えているのか分からない感じに見えると思いますが、物語が進んでいくなかで彼女が実は情熱的で、いろいろなことに対して思っていることが明らかになっていくので、楽しみにしていてください。
上村:リンタロウは成績も上位で運動神経も抜群。いわゆる学年で人気になりそうなクールで完璧な人間です。ただ、その陰にいろいろと抱えているものもあって、物語が進んでいくにつれて解明されていく人間味も彼の魅力だと思っています。
森本:苫米地はレスキュー隊員として働いてから大学に入学しているので、ほかのみんなより年齢が上なんです。僕の実年齢と同じくらいということもあり、台本を読んでいて共感する部分もたくさんありました。「今のこの仕事は、本当にやりたいことなのかな」「思っていたのと違うのかな」と人生の分岐点で悩んでいる人には、共感してもらいやすい人物なんじゃないかな。正義感が強いなどいろいろな面もあって、すごく面白い人物だと感じています。
――“共感”というワードが出ましたが、改めて、みなさんは演じる役と共感できる部分はありますか?
岩崎:争いがあまり好きではないところに共感します。僕はサッカーをやっていたのですが、なんで競うんだろうって思うときがあって。人と競うのが苦手という部分を含めて共感できる部分が多くてすごく演じやすかったです。
森本:ほんまイブキそのまんまだなって、オーディションのときに思った。
中田:思いました!
上村:オーディションで自己紹介しているとき、独特な空気を醸し出していて「あっ、きっとこの子に決まるやろうな」と思ったもん。
神谷:私もオーディションで掛け合ったときに、「な、なんだ? これは一体」という不思議な感覚に陥って。いい意味で、いちばん宇宙人っぽいなと思っていました。
岩崎:いい意味なら嬉しいです(笑)。
――イブキは岩崎さんに決まるだろうと、ここにいる全員が感じていらっしゃったんですね。ほかのみなさんは演じる役と共感できる部分はありますか?
神谷:エマは「自分がこう思う」っていうよりも「周りがこう言っているからこう思う」という考え方をする子なんです。私も影響を受けやすいタイプなので、そういうところは似ているなって思います。
中田:私はあまりコミュニケーションが得意ではなく、どちらかというと狭く深く交友関係を築くタイプなんですよ。なので、人間への関心が薄いカンナの気持ちが分かる面もありますし、ひとりのときに好きなことに熱中するところも共感できました。
上村:リンタロウの頭もよくて運動もできるところ……は全く共感できなくて(笑)。一歩引いて周りを見ていたいという面は、感覚が似ている気がします。
森本:頼まれたら断れないところは似ているなと思います。彼はイエスマンみたいな部分があるのですが、そこにめちゃくちゃ共感しました。実は撮影に入る前、監督からは「森本竜馬そのままで演じたらいいよ」と言われていたんです。ただ、緊張のあまり森本竜馬じゃない人格になって「もう苫米地でも、森本竜馬でもない何かになっているよ」って指摘されてしまって……。そこで「森本竜馬って何?」って考えこんで、前半は演じ方を悩むことが多かったです。
■テーマは「“違う”を受け入れる」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
森本:ずっと騒がしい(笑)。僕はもう一回青春させてもらっている感がありました。年齢がひと回り下の子たちが仲よくしてくれて、ありがとうって気持ちがあります。
上村:いやいや、こっちのセリフですよ兄貴。
森本:いやいやいや! ほんまに楽しかったのよ。ずっとワイワイって感じで!
上村:でも、それぞれの時間を過ごしていることも多かった気もする。イブキはずっと何かを食べているし、会長はずっと作業してたよね。
森本:ペットボトルを入れるホルダーをみんなの分作ってくれたんですよ。あれ、結局何個ぐらい作ったの?
神谷:めちゃくちゃたくさん作りましたよ!
森本:みんな分作ってくれて、ありがとうね。それぞれが誰のものかわかりやすくなっていて、めっちゃ嬉しかった。
神谷:よかったです!
上村:カンナはよく読書していたよね。自分の世界タイムが多かったかも。
中田:確かに。……すみませんでした!
森本:いやいやいや、それがよかったのよ。
上村:本当に。あと、監督といちばん喋っていた印象もあるかも。
森本:「何か質問ある?」って聞かれたときに、「そんなに!?」っていうくらい質問していたよね。僕ももっとあるんじゃないかな、出した方がいいんじゃないかなって思うくらいに(笑)。
神谷:森本さんは筋トレしてましたよね。
森本:現場に腹筋ローラー置かしてもらって、ずっとやっていました(笑)。
――上村さんは何をされていたんですか?
上村:僕は……何をしていたんだろう。
神谷:なんか、パソコンやっているときありませんでした?
森本:パソコンやったり、本や台本を読んだり。
上村:ひとりだけぐちゃぐちゃやったな。一貫してなかったね。
中田:コーヒーを飲んでいませんでした?
上村:そうだ。言われてみればコーヒーの人だったかもしれない(笑)。でも5人で集まったときの安心感もあったよね。控室ではそれぞれのことをやっていても、撮影で部室のセットに入った瞬間に一体感があったというか。
岩崎:僕はいちばん年下なので、先輩方の控室と現場に入ったときの切り替えや「よし、やろう!」っていう熱量がすごいなと思いました。めちゃくちゃ勉強になりました。
――本作の見どころを語っていただければと思います。
森本:この5人には、いろいろなバックボーンや悩みがあるんです。5人がどんどん集まっていくのですが、その時々でバックボーンが重要になってくるので、そこが見どころのひとつだと思います。
上村:特撮のクオリティが本当にすごいんです。見学したときに、特撮パートは絶対にカッコいいものを作ってくれるから、こっちもカッコいいものを作ろうと気合が入りました。僕が言うのはちょっと変かもしれませんが、ウルトラマンテオが必殺技のときに色が変わるのがすごくカッコいいので、戦闘シーンにも期待していてください。
中田:本作は「“違う”を受け入れる」がテーマとしてあるんです。人間と違う種族も受け入れてリンクしていく、それがドーナツのようにつながっていくんです。あと、ドーナツが大好きなプチ怪獣・プッチーがかわいいので、ぜひそこも含めて楽しんでいただければと思います。
神谷:みんなが仲間になっていく過程、そしてプッチーやいろいろな怪獣がたくさん出てくるなかで、仲間の大切さや当たり前のことに対する感謝の気持ちを感じられる作品です。そういうところにも注目して見ていただけたら嬉しいですね。
岩崎:本作にはこの5人だけじゃなくて、いろいろな人が出てきて、それぞれが壁を乗り越えていきます。そんな登場人物たちの行動や成長が、みなさんの生活の糧になったら嬉しいです!
(取材・文:M.TOKU 写真:高野広美)
『ウルトラマンテオ』は、テレ東系にて7月4日より毎週土曜9時放送。

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