染谷将太主演映画『廃用身』の公開記念舞台あいさつが5月16日に開催。主演の染谷が、作品について語った。
【写真】染谷将太、北村有起哉ら、流木を抱えて登場したキャスト陣
本作は、主人公である異人坂クリニックの院長・漆原糾(染谷将太)が、患者である高齢者の廃用身(麻痺などにより、回復見込みがない手足のこと)を切断することにより、切った本人の病気の改善や、介護者の負担軽減を見込み、どんどん施術にのめり込んでいく、「映像化、絶対不可能」と言われた小説の奇跡の映像化作品。監督と脚本を務めるのは『家族X』(10)、『三つの光』(17)の吉田光希。
この日の舞台あいさつには染谷のほか、北村有起哉、六平直政、中井友望、原作の久坂部羊、吉田光希監督が登壇した。
染谷たちキャスト陣は、劇中で印象的なアイテムとして存在感を示している“流木”を一人ずつ持って登場。染谷は上映前ということで「劇中のとあるシーンで、とある形で出てくる流木なんです。でも皆さんまだ映画を観る前ですもんね。『何のこっちゃ』と思うかもしれませんが……」と期待を煽る。また「作品が公開されて皆様に見てもらえるというのがすごく嬉しい反面、共にすごく緊張する、そんな映画です」と、これまでの作品とは趣が違うことを強調すると「いつも作品が公開されるとき、嬉しさと旅立っていく寂しさがあるのですが『廃用身』は何とも言葉にできないドキドキがあります。賛否両論が巻き起こりそうな……カラフルな感想が飛び交っていただけたら嬉しく思います」と語っていた。
染谷は、自身の演じる漆原という医師について「漆原先生って本当に見る方によって感想が違う役。だからこそ、すごく大事にしていたことがある」と明かすが「先入観を持ってしまわれると良くないので、それは明かさないですが、自分でもすごく勇気がいる役。僕らはお芝居をするのが仕事なのですが、本当にこの撮影期間中は、ひたすらAケア(※注:高齢者の廃用身を切断するケア法)を広めようとしていた時間だったっていう、すごく不思議な時間でした。
またこの日は「衝撃作」と呼ばれる本作にちなみ「最近衝撃を受けたこと」についてトークが展開。染谷は「本当にどうでもいいんですけど……」と前置きすると「このところずっと何ヶ月も地方に撮影に行っていたんですね。最近も大阪にいたんですけれど、気づいたら3キロぐらい太っていましたね」と発言し「焼肉とか。どこのお店に行ってもハズレがない。ちょっと食べすぎましたね。気づいたら焼肉屋にいる(笑)。久々に家帰って体重計に乗ったら『え!』ってなって。これから減らしていきます」と宣言。
最後に染谷は「本当に自分は見たこともないような映画だなと思いました。たくさんの倫理観も問われますし、医療もそうですし、介護もそうですし、人としてもそうですし。もはや映画としての倫理観も問われます。
映画『廃用身』は、5月15日より全国公開。
※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記
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