上映を終えた感想を聞かれた大悟は、「当然初めてだったので、すごくびっくりしたのと、うれしいというか、こんな経験させていただいて」と率直な思いを吐露。「ポップコーン入れるところもない映画館」と笑いを交えながら、カンヌならではの空気感に感激した様子を見せた。
この日10歳の誕生日を迎えたくわ木は、「映画は初めてなのですごくいい体験になりました」と笑顔。「すごく“持ってる”と思います」と堂々コメントし、会場の笑いを誘った。
綾瀬は、「上映中、『ここで笑いが起こるんだ』とか、日本の方とは反応が違って、それがすごく新鮮でした」と振り返り、「それも含めて一緒に体感できたのがとても面白かったです」とカンヌの観客との特別な時間を語った。
是枝監督は、観客の反応について「お客さんの背中をずっと見ていましたけれども、2時間集中を切らさずに観てくれたなと。笑ってくれましたし、その辺は良かったな、届いたなという感じはありました」と安堵の表情を見せていた。
また、大悟は上映後のスタンディングオベーションについて、「10分近く拍手をしたことも、されたこともない」と驚きを告白。「監督が『もうそろそろ…』と止めているのも初めて見ました」と笑わせつつ、「もらえるなら、もろうとけばいいのに」とユーモアたっぷりに語った。
監督は「スタンディングオベーションはもちろんありがたいですけれども、途中から僕はもう樹木希林さんの顔が浮かんじゃって…早くああいう時に『とにかく物欲しげに手を振っているのがみっともないから、早く帰りましょう、早く帰りましょう』とずっと言われていたものですから(笑)」と明かし、会場を和ませた。
レッドカーペットで綾瀬をエスコートしたことでも話題を呼んだ大悟。
また、是枝監督は本作について「家族という箱としては使いましたが、人間とヒューマノイドが出てくる話で、むしろ人間性ってなんだろうか、最後に残る人間らしさというのは何なんだろうか、ということに向かって物語が進んでいく」と説明。ヒューマノイドを題材にした理由についても、「人間が生んだ存在が、人間を超えて親離れしていく時にどうなるのか。子どもが巣立った後、残された側はどう生きていくのか、そんなことを重ね合わせながら描いた」と語った。
さらに、是枝組での撮影について問われた大悟は、「すごい監督なのに、その感じを全然出さない」と指摘。さらに、「きのう、カンヌの街でロケしていましたけれども日本人というだけで『コレ・エダか?』と聞かれ、『おれはコレ・エダではない。是枝の映画には出たぞ』と言っても、何を言っているんだみたいなことは
言われました、それぐらい(すごい)。でも映画の撮影中には、何かその雰囲気を僕らには見せない方だった」と話した。
綾瀬も、「現場の空気感が本当に穏やか。その空気感を大事に撮っているのかなと思いました」と語り、「上映中のお客さんの真剣なまなざしを見て、“世界の是枝さん”だったんだなって」と感慨深げに話していた。
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