ホワイトハウスは17日、ドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席が14~15日に北京で行った米中首脳会談で、北朝鮮の非核化目標を再確認したと明らかにした。核保有国としての地位確立を目指す北朝鮮の金正恩総書記に対し、米中双方が「朝鮮半島非核化」の原則自体は維持する姿勢を示した形だ。

ホワイトハウスは同日、会談結果に関するファクトシートを公表し、「トランプ大統領と習主席は、北朝鮮を非核化するという共有目標を確認した」と説明した。米中首脳が今回の北京会談で朝鮮半島問題を協議したこと自体は既に伝えられていたが、「非核化」という表現で一致した事実が公式に確認されたのは初めて。

北朝鮮は近年、「不可逆的な核保有国」を自任し、非核化交渉そのものを拒否する姿勢を鮮明にしている。こうした中で米中両首脳が非核化目標を改めて確認したことは、国際社会として北朝鮮の核保有を既成事実として認める考えはないとの立場を共有したものと言える。

もっとも、中国は北朝鮮との関係を重視しており、最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射を巡っても、国連安全保障理事会での追加制裁や非難声明には協力していない。このため、今回の合意が直ちに対北圧力の強化につながるかは不透明だ。

また、第2次トランプ政権も対外的には「北朝鮮非核化」を掲げ続けているものの、具体的な交渉再開策や圧力強化策については明確にしていない。外交筋の間では、「理念としての非核化維持」と「現実の北朝鮮核保有」の間で、米中ともに対応に苦慮しているとの見方も出ている。

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