では、そんな運動不足に悩む人が特に多いのは、どの都道府県なのか。それを47都道府県の住民へのアンケートによって明らかにしたのが、ブランド総合研究所の実施した「運動不足に悩む人が多い都道府県ランキング」だ。
このランキングは、ブランド総合研究所が2020年6月に行った住民視点で地域の課題を明らかにする『都道府県SDGs調査2020』によるもの。それでは早速、47都道府県の住民へのアンケートでわかった「運動不足に悩む人が多い都道府県ランキング」を見ていこう。
※調査を行ったのはブランド総合研究所。アンケートはインターネットにて実施。1万6000人から回答を得た(各都道府県から約350人)。同調査では「住民の悩み」(48項目)の有無を尋ねており、今回は「運動不足に悩んでいる」と回答した人の割合が高い都道府県を順にランキング化した。調査期間は2020年6月12日~29日。
1位は福岡県、2位は富山県に運動不足に悩む人が多い都道府県ランキング発表!
「運動不足に悩む人が多い都道府県ランキング2020」1位は福岡県で、悩んでいる人の割合は30.2%に上った。2位は富山県(29.0%)、3位は山梨県(28.8%)となった。
今回の調査では年代が高まるほどその割合が増えており、20代以下では21.3%だったのに対し、50代では26.2%、60代では27.6%にまで上がっている。
「車社会」に暮らす人たち?
今回の調査では、運動不足に悩む人の全国平均の割合が前年の22.7%から24.9%に上昇していた。調査は2020年6月に実施されたことから、新型コロナによる外出自粛の影響が数字にも表れているのではないかと推測できる。
さらに、今回の結果で注目したいのが、千葉県(17位)を除き20位以内に東京都市圏(1都2県)、そして大阪都市圏(2府3県)の都道府県がランクインしていない点だ。
あまり自然豊かではない都会に住む人たちは運動不足になりがち、と思っている人もいるようだが、実際は地方在住者の方が運動不足になりやすい。同調査を行ったブランド総合研究所の田中章雄社長は、この結果を踏まえて以下のように語る。
「地方は会社に行くのも、買い物や遊びに行くのも車というほどの車社会。一方で都会に住む人は電車移動が多いため、家から駅まで、駅から会社まで歩かなければならない。毎日の通勤だけでも、大きな運動量の違いになるだろう。こうした生活習慣の結果が、今回の結果にも如実に表れたのではないか」
ただし、東京都市圏や関西都市圏以外の地方でも、運動不足に悩む人の割合が低い都道府県もある。例えば、岐阜県だ。岐阜県では、運動不足に悩む人の割合が19.0%と全国平均(24.9%)からおよそ6ポイントも低く、悩む人の割合は全国で47位だった。
岐阜県では2020年4月から、新型コロナの影響で運動不足になっている県民に対し、「ストップ新型コロナ!がんばろう岐阜」というタイトルで、県ゆかりのアスリートらが自宅でできる運動の動画を配信する取り組みを行っている。
これらの県民への浸透度合いは定かではないが、県を挙げて対策に乗り出すことは県民の健康維持に前向きないい印象を与えているといえるだろう。
(ダイヤモンド・セレクト編集部 林恭子)

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