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パンダが動物園に来る理由

デパートにはパンダをあしらった商品があふれ、ぬいぐるみは1年ほどのあいだに500万個近く、100億円の売り上げを示したという。商店などの客の呼び込みには着ぐるみのパンダが動員され、喫茶店やバー、麻雀店の名前、清酒の銘柄にもパンダの名が使われた。このほか、パンダ来日直後に実施された総選挙では、自民党や公明党がパンダをシンボルマークに採用したり、新聞各社が電話で提供していたニュース・サービスではカンカンの鳴き声が流され、初日だけで約61万回の通話があり、似た番号を持つ会社や家庭では間違い電話も多発、文字どおり“カンカン”になったというエピソードも残されている。

年が明けて73年には、さる有名な占い師がテレビ番組で「パンダは今年中に死ぬ」と“予言”、世間は大騒ぎとなる。だが、それからまもなくして、今度は“霊感主婦”と呼ばれる女性がやはりテレビで「パンダは、あと7年は死にません」と言い切り、騒ぎは終息したようだ。いまから振り返ると、ランランは79年、カンカンは翌80年に死んでいるので、「7年は死なない」という霊感師の占いはほぼ的中したことになるが……。

80年にはランランに代わる新たな雌パンダとして中国から「ホアンホアン」が、82年には雄の「フェイフェイ」が上野動物園に贈られた。ホアンホアンとフェイフェイとのあいだには人工授精により3匹の子供が産まれ、そのうち最初の1匹は生後まもなくして死んだものの、あとの2匹、雌の「トントン」と雄の「ユウユウ」は順調に育った。ユウユウはその後、トントンのパートナーとして迎えたリンリンと交換で北京動物園へと旅立っている。

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