一般的に南国で採れるフルーツといえば夏だけの味覚だと思われがちだが、ドラゴンフルーツの旬は7月から11月上旬まで。だから、いまもまだ旬まっさかりなのだ。別名「恐竜の卵」というネーミングにもなんとなくうなずけるこの赤い物体だが、毎年これを食べているシーズンの私はすこぶる体調がいい。ここでは、南国フルーツの定番として知られるようになったドラゴンフルーツの最新事情や、まだあまり解明されていない謎の部分についてちょっと紹介したい。
ドラゴンフルーツの基本的な“うんちく”としては、南メキシコや中央アメリカなどを原産地とする植物で正式名は「ピタヤ」といい、酸味のないキウイフルーツのような味わい。サボテン科に属していて、頻繁な水やりがいらない生命力の強い植物だ。
農薬や化学肥料がほとんどいらないため、近年は安心・安全なフルーツとして脚光を浴びている。
国内に出回っているドラゴンフルーツは、見た目は同じように見えるが果肉が白い「ホワイトドラゴン」と、赤い品種の「レッドドラゴン」(写真)が大半。ホワイト〜はほんのり甘く、レッド〜はホワイトよりもやや糖度が高く甘みが強い。食べ方としては生のものをカットしてそのまま食べることが多いが、ホワイトはサラダ、レッドはアイスやスムージーなどデザートの材料としても親しまれている。
最近はこのホワイトとレッドを交配した、果肉がピンク色の「ちゅらみやらび」(ピンクドラゴン)が登場して話題を呼んでいる。現地価格でも1玉1500円以上とまだ値が張るが、果肉の水分が多くジューシーでレッドよりも甘みが強く、糖度でいうとマンゴーや完熟メロンに近い15度以上にもなるという。この「ちゅらみやらび」はまだ希少で一部の店でしか手に入らないが、東京の