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18世紀イギリスの偉人が「理想の花嫁は自分の頭のなかにしか存在しない」と悟って立てた最低の計画

       
デイは、「人は善なるものとして生まれてくるが、文明に影響を受けて堕落するから、本来の純真無垢な性質を守り育てる教育をすべし」というルソーの教育論を基に、理想の花嫁を生み出そうと考えた。そして、作るとなったら、まず必要となるのが、教育を施すのに適したプレーンな素材だ。すなわち、まだ無垢で偏見を持っていない少女、である。

18世紀のイギリスでは、他のヨーロッパの国々同様に、非摘出子の数が増加していた。常にパンク寸前の状態だった孤児院は、早急に孤児たちを奉公に出すことを迫られていた。そんな施設の1つ、ファウンドリング・ホスピタルに現れたデイは、アン・キングストンという「鳶色の巻き毛と茶色の瞳を持つ、華奢でかわいらしい」12歳の少女を、既婚の友人宅のメイドとして働いてもらうという名目で引き取る。デイは、この花嫁候補第1号を、すぐさま「サブリナ」と改名させる。

と、「第1号」という言葉に「あれ?」と思った方もいるかもしれない。そう、教育を施す少女は1人ではなかったのだ。過去の苦い経験から、女性に対する不信感が強かったデイは、万全を期したかった。

デイは、幸せな結婚をすることを運任せにしたくはなかった。そこで、貴族の家長が息子をふたり(跡取りと補欠)もうけるのと同じ方法を採用することにし、ひとり目が期待にそぐわなかった場合のためにふたり目の孤児を連れてきたのだ。

サブリナの教育開始から数週間後に、孤児院を再び訪れたデイは、1人目の時と同様に、友人宅のメイドとして金色の髪と青い瞳を持つ11歳の少女、ドーカス・カーを引き取り、「ルクレティア」と改名させる。

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2014年9月30日のレビュー記事

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