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漫画家にとって自分の右腕、左腕を切り落とす行為とは…赤塚不二夫が凄い理由

       
『天才バカボン』などの作品にこの建物の名前が頻出するので、当時のファンにとっては聖地であった)、その前は代々木の村田ビル、さらにそれ以前は現在の西新宿五丁目駅に近い新宿・十二社通りの四階建てのビルに入っていた。ここには石森章太郎・藤子不二雄ら(いずれも当時)と共同で設立したスタジオ・ゼロが入っており、そのスタッフとも当然交流がある。

第2期から第3期にかけてのメインスタッフだったしいやみつのりは、2015年1月に単著『赤塚不二夫先生との下落合呑んべえ日記』を発表し、主に第2期の思い出について振り返っている。しいやによればそのころのフジオプロは呑んべえ揃いで、原稿が上がると(上がる前の夜食でも)毎晩大宴会になったという。有名な「天才バカボン原稿紛失事件」もこのときに起きている。当時の担当者はイガラシ記者こと講談社の五十嵐隆夫である。預かった原稿をタクシーの中に置き忘れたと報告された赤塚先生はそれを一切咎めず、宴会に出ていってしまったスタッフを呼び戻してもう一度同じ原稿を書いた。運よくネームが残っていたのだ。『呑んべえ日記』によれば、五十嵐からは感謝の意としてダルマ(サントリーオールド)1本、スタッフそれぞれに対して1万円ずつが贈られたという。このとき紛失した原稿は後に親切な運転手によって届けられた。講談社刊の『天才バカボン秘蔵単行本未収録傑作選』に収録されているので気になる方は現行版と読み比べてもらいたい。

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「漫画家にとって自分の右腕、左腕を切り落とす行為とは…赤塚不二夫が凄い理由」の みんなの反応 1
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    こんにちは。宜しくお願い致します。 桂米朝、立川談志の弟子にこれと言うのがいないのと同じく、赤塚氏も同様。ギャグのキレもそうだが、優しさがない。北見、高井、古谷各氏の女性キャラには魅力がない。

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