物語は3部構成で、奥州藤原氏の開祖が活躍するところから源頼朝により藤原氏が滅ぶまでの約150年にも及ぶ超壮大なストーリー。これほどの長いスパンを描いた大河も空前絶後です。
半年しか放送せず NHK大河ドラマの迷走時代を振り返ろう

主役は、第1部と第3部が渡辺謙、第2部は村上弘明。特に渡辺謙は、1986年の大ヒット作『独眼竜政宗』以来2度目の大河ドラマの主役であり、舞台も東北と『独眼竜政宗』に対するオマージュが強く意識された作品となりました。
しかし、この作品の歴史背景も極めて玄人好みだったことや、原作者と脚本家との意思疎通の悪さが露見するなどのトラブルがあったことが影響し、平均視聴率は17%と低迷してしまいました。

史上最低視聴率だった『花の乱』


迷走はさらに続きます。1994年4月から始まった『花の乱』は、室町中期というこれまた歴史的にマニアックな時代を取り上げた作品でした。
主人公は戦国時代突入のきっかけとなった日野富子。同年12月までの9カ月間の平均視聴率は14.1%と大河ドラマ最低の数字を出すに至ってしまいました。
半年しか放送せず NHK大河ドラマの迷走時代を振り返ろう

その要因は先の2作同様、馴染みの薄いテーマだったことに加え、三田佳子演じる日野富子の描写が極めて難解で、多くの視聴者がついていけなくなってしまったことが大きいといえるでしょう。
世阿弥の能や狂言を意識した世界を多く描いており、一般受けが求められる大河ドラマにあっては違和感を拭えませんでした。

囁かれた大河打ち切り説、救世主は"暴れん坊将軍"?