
先日出演した『王様のブランチ』ではレポーターの鈴木あきえが「罪レベルでカッコいい!」と絶叫していた。多くの高橋一生ファン(通称・イセクラ)の声を代弁したものだろう。
そんな高橋一生が本日発売の『an・an』3月8日号「官能の流儀。」特集に登場。裸の高橋が全裸の女性の胸に顔を埋める表紙が発表された途端、ネット上の高橋一生ファンが一斉蜂起したような感じだった。今日も朝から『an・an』を買うためにコンビニや書店に走っているはずだ。
「コンビニでanan立ち読みしたら高橋一生がかっこよすぎて人生どうでもよくなった」とは、あるファンの声。
高橋が出ているグラビアは全部で14ページ。これ、コンビニで買うところまでは大丈夫でも、電車の中とか人前では絶対に開いちゃいけない。これまで『an・an』ではジャニーズのタレントやダルビッシュ有などが半裸のグラビアを披露してきたが、それらと比べてもかなり濃厚。ニューヨーク出身という西欧系の女性と全裸でたっぷりと絡み合っている。
女性とおでこをつけて笑顔を見せたり、徐々に脱いだり脱がされたり、下着姿の女性を抱きしめてキスしたり、そのままあんなことをしたり、こんなことをしたり……。
裸の女性に膝枕されながら答えたインタビュー(違う)では、「一生さんと不倫がしたい」というファンレターが届くことや、仕事場のスタッフにも握手やハグを求める「触りたがり」だということが明かされる。
「人って触れ合うだけですごく距離が近くなるから、一緒に作品を作っていく方たちには、僕の体温を感じてもらいたいし、僕、生きてますよってことをわかってもらいたいんです。特殊ですよね、肌って」(インタビューより)
『an・an』編集部は昨年からずっと高橋にラブコールを送っていたとのこと。「燃え盛る肉体と愛欲、という感じよりも、静かにこみ上げて、でも気づいたらすごく熱い青い炎的な、そして二人だけしか知らない閉じこもる愛、みたいな…」(『an・an』オフィシャルサイトより)という妄想めいた企画を実現できるのだから、編集者ほどイイ商売はないと思うよ。この編集さんもきっとハグとかされたんじゃないかな。
「官能の流儀。」特集はあけすけなハウトゥー中心のセックス特集とは違い、少しベールに包んだ「セックスにまつわる知的な遊び」特集のようなもの。普段のセックス特集が体育会系だとしたら、こっちは文化系。高橋一生にも文化系の香りがあるということなのかも。
モノクロページでは官能小説家の花房観音が山田風太郎の『くノ一忍法帖』を紹介していたり、『校閲ガール』の宮木あや子が長野まゆみの官能童話を紹介していたり、穂村弘が官能短歌を紹介していたりする。
ほかにも『お嬢さん』のパク・チャヌク監督インタビュー、ベッド・インインタビュー、イラストレーター・谷口菜津子のストリップレポ、『週刊文春』「淑女の雑誌から」担当者インタビューなどなど。ね、文化系でしょ? スポーツライクなセックスに馴染めない人は、ぜひ。
(大山くまお)