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山里亮太『天才はあきらめた』「偽りの天才」が吐露した南海キャンディーズの始まりの終わり

しかし、同期にはキングコングがいた。19歳という若さでNSC在学中に賞を獲るという快進撃に、講師も「今年はキングコングが出たからええやん」と漏らすほど。ふざけるな!とネタを書きまくった。好きな芸人のネタを書き起こし、爆笑問題やダウンタウンに自分が笑ったところで「今なんでおもしろいと思ったか」をノートに書く。毎日講師にネタを見せ、ダメ出しはその日のうちに反映。できない相方を何度も叱った(これが原因で解散に)

ここまで頑張る自分は天才だなと「偽りの天才」を作り込み、少しでも褒められたら「張りぼての自信」を固めていく。嫌な目に遭ったら「地獄ノート」に復讐の言葉を綴りエネルギーにする。

まるで鬼コーチと生徒が一つ屋根の下で同居しているようだ。サボったりクヨクヨしようになる自分を客観視し、褒めたり焚き付けたりして前に進ませる。その様子もしっかりと言語化している。


「できないという言葉は、しんどい作業から逃げる簡単で恐ろしい言葉だ」
「逃げるという選択肢を思いつかないくらい努力する」
「モチベーションが下がっている状態が通常なんだから、常として頑張らないといけない」


何度も何度もセルフコントロールのムチが打たれる。ここまで自分を律するのは、逆に天才ではと思うほどに。

客席を笑わせる≠自分が楽しい


目が血走るほどの努力の一方で、当時は「正直、おもしろいものを創ることがわからなかった」という。ネタ作りはパターンを当てはめる作業になり、自分でも楽しくなかったが「仕事なんだから楽しくなくて当たり前」と思っていた。

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