柚月裕実の「Weekly“J”」#10<1月3日〜1月9日>
アイドルファン歴25年超のアイドルウォッチャーの筆者が一週間の出来事からトピックを紹介しようというこのコーナー。1月3日からの一週間を振り返ります。【関連記事】「IMPACTors」「インパクターズ」「クリエC」TwitterをにぎわしたジャニーズJr.の正体
『ビビらせ邸~TRICK HOUSE』に出演したHiHi Jets猪狩蒼弥の言葉に…
1月5日放送の『ビビらせ邸~TRICK HOUSE』(テレビ朝日系)に、ジャニーズJr.のユニット、HiHi Jetsの作間龍斗、猪狩蒼弥が出演。豪邸を舞台に、3時間半に及ぶゲームに挑戦した。ゲームは「絶対にビビらないこと」をミッションに、怪しい物や人など次々と繰り出される仕掛けに惑わされず、心拍数があがらないよう平常心を保ち続けなければならない。最後まで生き残ったら賞金獲得できるのだが――。(以下、ネタバレを含みます)
一緒に挑戦したのは、トム・ブラウンのみちお、ゆきぽよ、わちみなみ、鈴木福、乃木坂46・田村真佑の7人。腕に心拍数計をつけて、心拍数がそれぞれの平均値よりも30あがると1ダメージ。3ダメージで失格、退場になる。さらに、プレイヤーの中には一人だけ全てを知る“オオカミ”がまぎれており、挑戦者たちが怪しいと思った人物に投票するオオカミ投票が2回設けられた。得票数が多かった人も脱落する。ゴールできてもオオカミがいたら賞金は没収というルール。
結論から言えば、オオカミは猪狩だった。挑戦者たちと一緒に恐怖を味わい、実際に猪狩の心拍数もあがっていたので、全く動じなかったわけでもないようだが、気づかれずに無事にゴール。オオカミでありながらもさりげなく仲間を気づかう一幕があり、咄嗟の一言がTwitterでも話題になった。
ゲーム序盤で、乃木坂46・田村が別室に呼ばれ、巨大風船の破裂によってさっそくダメージを追ってしまった。
芝居中のセリフではなく会話の流れから口をついて出たであろう言葉に、包容力と優しい人柄を感じた。これ以降、ゲームの進行が気になりつつも、猪狩が何を言うのか、どんな表情をみせるのか、動向が気になって仕方なかった。
ローラースケートが魅力のHiHi Jets
猪狩が所属するユニット・HiHi Jetsはローラースケートを使ったステージが特徴。2019年8月放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、同グループの高橋優斗と共にゲスト出演。小学4年生からローラースケートを始めた猪狩。ジャニー氏からスカウトを受け、ローラースケート特待生としてジャニーズ入りしたことを明かした。また、振り付けに挑戦してみると、それもジャニー氏から褒められたという。昨年6月に公開されたHiHi JetsのYouTubeでは、「HiHi Jets【リズムアップしても踊れる?】アルプス一万尺に挑戦」(プロモーションを含む動画)と題して、アルプス一万尺をHiHi風にアレンジしたのだが、この振り付けを任されたのが猪狩。振付師Garryとして、ゼロから振り付けをした。
リモート収録で一画面に5コマ表示と制限つきだったが、それをJr.マンションとして捉えたり、メンバーがみせた振り付けを即取り入れたり。
猪狩を中心に、メンバーが協力しながら、わずか数分で完成。通しで踊り終えるとメンバーは息を切らしていた。ジャニーズJr.らしさもありつつ、元気いっぱい、躍動感に溢れるのはHiHiならではの雰囲気。この短時間、狭い枠の中でもグループの個性は出せるのだ。
現在、再生数170万回超えを記録した「HiHi Jets【ダンス動画】HiHi Jets (dance ver.)」(2019年1月20日公開)では、レッスンスタジオと思しきフロアで、ローラースケートを使ったダンスが観られる。只ならぬ始まりから、釘付けになって何度もリピートしてしまう。衣装を揃えたり、ステージが変わったりすることで、さらにローラースケートを使ったステージの魅力に引き込まれる。
ファンの間では言葉の魔術師と称されることも多い猪狩。とにかくRAPが上手い。練習さえすれば誰でも…というレベルではないことは素人目にもわかる。
雑誌でも、2020年に気づいた自分の変化について、「あんこがちょっとだけ食べられるようになったり、逆にカレーとかに入ってるゴロッとしたジャガイモを邪魔だと思うようになったり」(※Myojo2月号より)出だしからどうも雰囲気が違う。
昨年はクイズ番組への出演も増え、『東大王』(TBS系)、『Qさま!!』(テレビ朝日系)、そして年始も『ネプリーグ』(フジテレビ系)に出演と、18年間地頭がいいと言われてきたという猪狩、その通りに頭の回転の速さを武器にした番組出演が続いている。恐るべし18歳、これからの活躍が楽しみだ。
●柚月裕実の「Weekly“J”」アーカイブ
【#1】V6・嵐ライブ/森且行選手SG優勝に並んだSMAPの言葉に涙の一週間
【#2】SixTONES『NEW ERA』はカップリング曲にも注目
【#3】中居正広にバラエティの洗礼を受け、爪痕残したSnow Man
【#4】ジャニーズWESTの“おバカ”ぶりと即興コントがしっかり面白い
【#5】ジャニーさんが最後に推したジャニーズJr. 高橋優斗のキャッチャー力
【#6】東山紀之が仰天ニュース初登場「何に使ってるの?お金」中居の回答は?
【#7】ふぉ~ゆ~辰巳雄大の奮闘が光った『すこジャニ~ルールだらけの旅~』
【#8】大野智の影響受けた 加藤シゲアキの小説『オルタネート』が直木賞候補に
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柚月裕実
Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。
@hiromin2013