イラスト／おうか
柚月裕実の「Weekly“J”」#1＜11月1日〜6日＞
今週からスタートした週1連載「Weekly“J”」。アイドルファン歴25年超のアイドルウォッチャーが、印象深かったこと、ニュースサイトでは紹介されないできごとを紹介していきます。今回は11月1日（日）からの一週間をウォッチ。【関連記事】『新・日本男児と中居』で中居正広がダンス論に熱が入った背景は？
V6が代々木第一体育館で無観客ライブ配信
11月1日にデビュー25周年を迎えたV6。同日に『V6 For the 25th anniversary』と題してライブ配信が行われた。会場は代々木第一体育館。オープニング映像では、西暦と共に、原宿から会場までを映した、会場に向かうファンの目線から捉えた映像が嬉しい。
MCでは、1995年11月1日のデビューから300カ月が経過したと言っていたが、「そんなに！」と時の流れの早さを感じるとともに、たくさん笑ったのだろう笑いじわが深くなったくらいで若々しいメンバー。後半は真っ白な衣装で登場、「職業、アイドル」の凄さを感じた。セットはトラック80台分と、配信とは思えない規模。
MCは相変わらずのわちゃわちゃ感。長野博のアクリルスタンドを水の入ったボトルに入れていたずらっ子な井ノ原快彦。岡田准一がメンバーの写真を撮影。森田剛は「ありえない距離にいる」と“岡山紀信”の撮影テクを語り、長野博は岡田を前にすると鼻の穴が膨らんでしまうという。「俺たちを追い抜いていってくれよ」と後輩に向けたメッセージが印象的だった。
ライブはリピート配信が決定。
11月13日21時から配信される。
嵐は国立競技場！
嵐は11月3日文化の日に『アラフェス 2020 at 国立競技場』を配信した。昼12時からファンクラブ会員限定の動画コンテンツが配信され、嵐のメンバーも生出演。途中、音声のみでニューアルバムのセルフライナーノーツを配信と、細やかな配慮がなされていた。ライブはもちろんだが、「智のカレー作ってみよう。」で5人でカレーを作っていたが、台本にはないであろう、ほのぼのとした会話が楽しかった。テレビ番組ではCMを挟んだり編集して尺に収めたりとこうはいかない。配信ならではの贅沢な時間だった。
会話をしている隙にちょろっと調味料を足す大野智。二宮和也が「なんか入れた！」と発見しなかったら伝わらない、アバウトなところも面白い。
さて、事前収録で行われたコンサートでは、会場に7万本のペンライト、ライブ終盤には5万個の風船と2500発の花火。これまでも目新しい演出といえば嵐だったが、今回も桁違いの景色を見せてくれた。
翌日のスポーツ紙での報じられ方がすごく、表紙いっぱいにメンバーの写真。「抜き取り」「永久保存版」などと記された。
設置された7万本のペンライトを、国立参戦モデルとして販売する手も……。
「やっと約束が守れてよかった」 森くんがSG優勝！ SMAPメンバーからメッセージ
3日、文化の日に川口オートレース場で行われたオートレース日本一決定戦『SG第52回日本選手権オートレース』優勝戦に出場した森且行選手。レース中盤まで3番手につけていたが、先頭を走る2人が相次いで落車。一気に森の視界が開け、背後に迫られていたものの1位通過。24年目で念願のタイトルを手にした。11月6日には『ミヤネ屋』（日本テレビ系）の独占インタビューに応じた。
森は、1996年にSMAPを脱退、オートレーサーに転身。「お互い日本一になろう」と約束したという。この間にSMAPは国民的アイドルの地位を確立。現在、メンバーはそれぞれの道を歩んでいるが、インタビューで「中居くん」「木村くん」「慎吾ちゃん」「剛」「吾郎ちゃん」と名前を呼び、SMAPメンバーのコメントが森によって束ねられていたのが泣けた。
インタビュアーから「直接話されたのは？」と聞かれると、「リーダー、中居くんです」。4日付のスポーツ紙には「元SMAP」の見出し。今後の交流が楽しみだ。
のしをつける道枝くん
関西ジャニーズJr.のグループ、なにわ男子のメンバー道枝駿佑。18歳の現役高校生。6日公開の映画『461個のおべんとう』で、V6の井ノ原快彦演じる鈴本一樹の息子・虹輝を演じている。4日放送『TOKIOカケル』（フジテレビ系）に二人揃って出演。井ノ原が「道枝は『お願いします』の気持ちがすごく強い」と言い、道枝からの差し入れにはのしがついていると明かした。道枝は親からのし紙をつけるように教わり、自分で実践しているという。挨拶は自然と叩き込まれても、のしをつけるところまではなかなか……。ちなみにドラマ『BG』でもアイスを差し入れして、木村拓哉が道枝の母にお礼の電話をしたという。
以前、出演した番組では、自分で学費を払っていることを明かした道枝。最近のJr.はダンスレベルが高いと言われているが、加えて礼儀もしっかりしている。以前、「ジュニアが育っていない」と書かれた記事を目にしたことがあるが、未来は明るいと思える一件だった。ちなみに、この日の衣装はトレンドのスタイルなのだろう、体が泳ぐ大きめジャケットが可愛かった。
さて、7日はTOKIOの長瀬智也、42歳の誕生日に、NEWSデビュー日（おめでとうございます）。11日にはSixTONESの3rdシングル『NEW ERA』、KinKi Kids ライブBlu-ray／DVD『KinKi Kids Concert Tour 2019-2020 ThanKs 2 YOU』が発売と、また忙しい一週間になりそうだ。
■柚月裕実
Web編集／ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。
Twitter：@hiromin2013
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