岸田文雄総理は29日、衆院政治倫理審査会に出席し、政治資金記収支報告書に虚偽や不記載などの問題があった場合、会計責任者だけでなく、議員そのものの責任が問われる「連座制」について「今、党においても具体的な制度設計の議論を進めている。今国会において実現できるよう進めていく」とした。


 また同審査会に出席した二階派事務総長の武田良太元総務大臣は立憲民主党寺田学政治倫理審査会筆頭幹事から二階派のパーティーの販売ノルマを決めていたのは誰か、などを質され「25年という歴史の中で伝統的に行われていたのか、誰が決めたのか、全て25年前から実務を担当している事務局長に委ねて起こった。私や二階会長がルールやノルマ、システムを決めることは全くしていない」とし、自身も二階俊博元幹事長も把握していないと強調した。


 武田議員は「われわれは(25年前からの)その流れに従ってきたというのが正直なところ。(事務局長は)刑事訴追を受けているため直接聞くことはかなわない」などと答えた。(編集担当:森高龍二)

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