伊藤匠叡王に斎藤慎太郎八段が挑む第11期叡王戦五番勝負(主催:株式会社不二家)は、伊藤叡王先勝で迎えた第2局が4月18日(土)に石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で行われました。対局の結果、矢倉対中住まいの中盤戦で抜け出した伊藤叡王が126手で勝利。
○近年流行の矢倉戦
シンガポールで行われた開幕戦から2週間後の対局。先手番となった斎藤八段が矢倉を採用したのは、相掛かりや角換わりを主戦場とする傾向からするとやや珍しい作戦選択で、対する後手の伊藤叡王もこまめに時間を使って対策を考慮。盤上は先手矢倉vs後手中住まいへと落ち着きました。先手に飛車先の歩交換を許すのが近年流行の方針です。
斎藤八段が早繰り銀の要領で銀を繰り出し中盤戦が幕を開けます。斎藤八段が攻勢をとるように見えましたが、ここでの伊藤叡王の反撃が急所を突きました。8筋への継ぎ歩攻めで桂の活用を図ったのがそれで、角筋の通った後手の現代的な陣形を最大限に生かしています。斎藤八段としてはこの手筋を指される直前の局面で、事態を収めるピッタリとした手がなかったのが誤算でした。
○そつなく攻めて開幕2連勝
鋭い反撃から主導権を握った伊藤叡王の指し手に勢いが出てきます。自陣の金取りを手抜いて桂打ちの王手を決めたのが読みの入った好手でした。飛車先が渋滞するため筋は悪いものの「寄せは俗手で」の格言を地で行くこの打ち込みが間に合うようでは後手有利が明らかに。
終局時刻は18時40分、最後は形を作った斎藤八段に対し伊藤叡王が手堅く即詰みに討ち取り熱戦に幕が引かれました。全体を振り返ると、予想外と思われた矢倉の戦型に対しても懐深い対応力を見せた伊藤叡王の快勝譜に。開幕2連敗とあとがなくなった斎藤八段が意地を見せるか、伊藤叡王が3連覇を達成するのか、注目の第3局は5月3日(日)に愛知県名古屋市の「か茂免」で行われます。
水留啓(将棋情報局)
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