「なんとなく不潔に見える」「疲れて見える」――その差は、顔立ちではなく“肌や髪の細かな乱れ”にあるのかもしれない。

ゴリラクリニックによる連載「男のアンチエイジング」第2回では、ゴリラクリニック神戸三宮院院長・舩津明史医師に、“清潔感がある男性”に共通する特徴や、不潔見えにつながるポイント、40代以降で差がつきやすい髪・肌の変化について聞いた。

○「清潔感がある男性」がやっている習慣

――先生から見て、「清潔感がある男性」に共通する特徴はありますか? あれば具体的に教えてください。

美容皮膚科医の視点からお話しすると、「清潔感」の本質は単に肌が洗われているということではなく、「肌のノイズ(雑音)が少ない状態」を指すと考えています。

まず大きな特徴として挙げられるのが、肌の質感が均一に整っていることです。過剰なテカリで不潔な印象を与えることも、逆にカサついて不健康に見えることもなく、適度な潤いと健康的なツヤが感じられる状態が理想です。

次に、視覚的な色むらが最小限に抑えられていることも重要です。赤み、シミ、目元のクマといった「色のバラつき」を整えることで、顔全体がパッと明るく、洗練された印象に変わります。

そして、最も差がつくのが顔の「端(はし)」への配慮です。眉の形を整える、ヒゲの剃り跡をケアする、唇に潤いを持たせるといった、パーツの細部にまで意識が行き届いている男性には、自律した大人の清潔感が宿ります。

こうした質感・色・細部の三要素が調和してこそ、周囲に心地よい印象を与える「清潔感」が生まれるのです。
○「不潔に見えやすい男性」にありがちなポイント

――逆に、「不潔に見えやすい男性」にありがちなポイントはどこでしょうか?

私が多くの患者さまを診察する中で、最も「損をしている」と感じるのは、肌のザラつきが放置されているケースです。

特に、鼻周りの毛穴に角栓が詰まり、黒ずんで見える「いちご鼻」は、対面した際に無意識に視線を集めてしまい、どうしても不衛生な印象を抱かせがちです。

また、ヒゲ剃りによるカミソリ負けといった肌ダメージも見逃せません。
カミソリ負けによる慢性的な赤みや、そこから生じたニキビがケアされずに残っていると、本人にそのつもりがなくても「生活の乱れ」や「自己管理の甘さ」として映ってしまうことがあります。

さらに、男性特有の「ベタつき」も大きな要因です。分泌された皮脂が時間の経過とともに酸化し、独特な質感がある状態は、どうしても手入れ不足を露呈させてしまいます。

こうした「肌の乱れ」を放置せず、適切にリセットできているかどうかが、清潔感の分かれ道になると言えるでしょう。
○清潔感に最も影響するのは「髪」

――清潔感に最も影響するのは、肌・髪・ヒゲ・体型のどれですか?

清潔感という点で最も影響するのは「髪」です。髪は視覚情報としての面積が非常に広いため、他者の評価を決定づける最初の関門として機能します。

ここで重要なのは、髪における清潔感には「密度」と「メンテナンス」の両方が必要であるという点です。

まず「密度」に関してですが、AGA(男性型脱毛症)の進行による髪の薄さは、どうしても実年齢以上の衰えや、疲れた印象を強調してしまいます。適切なAGA治療によって髪のボリュームを維持・回復させることは、清潔感という土台を再構築する上で最も本質的なアプローチとなります。

その土台の上に、日々の「頭皮メンテナンス」が重なります。市場データでも不潔感の要因として常に上位に挙がるのが「肩に落ちたフケ」です。頭皮環境を健やかに保ち、フケをリセットすることは、社会的な信用を得るための最低限のマナーです。


もちろん、髪という第一関門を突破した後は、至近距離での好感度を左右する「肌」や、マナーとしての「ヒゲ」のケアが重要になります。しかし、どれほど肌が綺麗で体型が整っていても、フレームである髪が崩れていては全てが台無しになりかねません。

まずはAGA治療で毛髪の状態を維持・改善すること、そして定期的なケアで「整える」こと。この二段階の髪のマネジメントこそが、清潔感を獲得するための最短ルートと言えるでしょう。

舩津明史 ふなつあきふみ ゴリラクリニック神戸三宮院院長/愛知県出身。東海中学・高校卒業。熊本大学医学部を卒業後、国立国際医療研究センター(現国立国際医療センター)にて研修。研修修了後、「男性がもっと自分らしさを追及できる文化を作りたい」という思いからゴリラクリニックに入職。東海エリア、関西エリア各院の院長を経験し、2025年8月よりゴリラクリニックの脱毛・AGA施術責任医師に就任、現在に至る。ゴリラクリニックの西日本エリアを中心に診察から治療を行う。当院の中核をなす「医療脱毛」「薄毛・AGA治療」という患者さまニーズの高い両施術全体の推進・管理を担当。趣味は読書と散歩。
座右の書はアマゾン創設者著の「Invent & Wander」。 この監修者の記事一覧はこちら
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