嘘つきなのに「三度目の正直」でガラスの天井を破った高市首相は21日、就任から半年を迎えた。内閣支持率はどういうわけか高水準を保ってはいるものの、下落傾向。

国会から逃げ、外交もロクにこなさず、公邸にこもる女性初首相に対する期待は不満に変わり、国会前デモは回を重ねるごとにヒートアップしている。真冬の総選挙は圧勝したのに、地方選は連敗続き。退場の時は来つつある。


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 米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦が招いた石油の供給不安に伴う関連製品の不足は、国民的関心事だ。米国とイランの停戦期限は米東部時間22日(日本時間23日)まで。原油輸送の要衝ホルムズ海峡は両国による二重封鎖状態だ。


 正常化が見通せない中、英仏主導で海峡の通航再開に向けた取り組みを協議する首脳級の国際会合が17日にパリで開かれた。オンライン参加もOKで、アジアや中東を含む約50カ国・機関が参加。スターマー英首相は戦闘終結合意をにらみ、「航行の自由を守るため、状況が許し次第、フランスと共に多国籍任務を主導する」と表明した。韓国からは李在明大統領がオンラインで顔を出すなど、各国とも閣僚が出席する一方、高市首相の姿は見当たらず。大臣どころか、国家安全保障局の事務方とみられる人物が参加していたからアングリだ。この間、高市首相は例によって公邸で来客もなく過ごしていた。


 高市首相は「働いて×5まいります」で昨年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に選出されたが、いまや「こもって×5」が実態。約3.6万人(主催者発表)が集った19日の国会前デモでは、「外交できる総理に代えろ!」「高市辞めろ!」といったコール&レスポンスが響き渡っていた。公邸にこもる高市首相の耳に届いたかどうか。この半年で高市首相はやせ細り、健康不安の懸念は大きくなるばかりだ。首相の任に堪えない体調なのであれば、バトンタッチが筋だ。それが国益にかなうというものだ。



全国7首長選で推薦候補が負ける異常事態

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。


「端的に言って、高市氏には当事者能力がない。だから国会には出たがらないし、この局面にあって外交も手を抜く。2~4時間といわれる睡眠時間は資料読み込みのしわ寄せというよりも、心因性によるとも聞く。早くも手詰まり感が漂っています」


 マスコミ各社が実施した世論調査では、内閣支持率は下落基調に転じている。19日投開票の地方選挙も散々。

高市首相が応援に入った石川県知事選や東京都内の首長選で自民推薦候補が惨敗した流れは変わらず、宮崎・小林市長選で現職が敗れるなど、全国7首長選で推薦候補が負けた。


「今年度予算の国会審議を無視した自己チュー解散にはじまり、強引極まる国会運営の押し付けなど、党内は不満や怒りが満ち満ちています。6月中旬にフランスで開かれるG7サミット(首脳会議)を花道に退陣すべきだとの声も出始めている。トランプ米大統領に最後の挨拶ができるし、特別国会の会期末まで残り1カ月。タイミングとしては悪くない」(自民党関係者)


 高市首相が政治の師と仰ぐ安倍元首相は、366日間で第1次政権の幕を引いた。


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 “高市チルドレン”門寛子議員の炎上は収まる気配がない。関連記事【もっと読む】『“激ヤバ”高市チルドレン門寛子議員が大炎上! 国会前ペンライトデモを「ごっこ遊び」と揶揄・嘲笑』で詳しく報じている。


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